塊根植物とは?特徴や種類、人気の理由まで詳しく解説

多肉植物と同じくらいインテリアとして人気の高い塊根植物ですが、どのような植物か気になる方も多いでしょう。塊根植物は、ユニークな形状と風変わりな外見が魅力で、多くの愛好家に人気があります。
この記事では、この塊根植物の特徴や種類、そしてなぜ人気があるのかを詳しく解説していきます。

塊根植物とは

出典:photoAC

塊根植物とは、主に根や茎が肥大化して養分や水分を蓄える植物のことです。これらの植物は乾燥した地域に自生し、過酷な環境に適応するために独特のずんぐりとした形状を持っています。

塊根植物の原産地

塊根植物の主な原産地は、南アフリカやマダガスカルの乾燥地帯、中南米のメキシコや中南米地域、アラビア半島などの中東地域です。これらの地域は過酷な環境にあり、塊根植物はそれに適応して根や茎に水分を蓄える能力を発達させています。

例えば、南アフリカやマダガスカルに自生する植物は乾燥に強く、メキシコ原産の亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)もその代表です。
中東のアデニウム属の植物は「砂漠のバラ」としても知られています。

塊根植物が園芸で人気の理由

塊根植物が園芸で人気の理由として以下の3つが挙げられます。

・ユニークな見た目がインテリアになる
・丈夫で手間がかからない
・愛好家仲間とSNSでゆるく交流できて楽しい

それぞれ紹介していきます。

ユニークな見た目がインテリアになる

塊根植物は、その独特の形状やフォルムが魅力で、インテリアとしても非常に映える植物です。
特にそのユニークな形や大きさを生かして、鉢とのコーディネートを楽しむことができます。

これにより、部屋の雰囲気を一層個性的に演出できます。

丈夫で手間がかからない

多くの塊根植物は乾燥地帯原産であり、基本的に乾燥気味で育てるため、こまめな水やりは必要ありません。

そのため、管理が比較的簡単で、初心者でも育てやすい植物として人気があります。また、休眠期に入ると水やりをほぼ断水状態にするため、育てやすさが更に増します。

愛好家仲間とSNSでゆるく交流できて楽しい

塊根植物の愛好家は多く、SNSを通じて情報交換や栽培方法の共有が盛んに行われています。

例えば、インスタグラムで「#塊根植物のある暮らし」や「#塊根植物好きな人と繋がりたい」というハッシュタグで投稿されており、塊根植物に関する投稿件数はなんと100万件を超えています。

これらの投稿により、初心者でも気軽に育て方を学ぶことができ、同じ趣味を持つ仲間との交流が楽しめる点も人気の理由の一つです。

塊根植物の種類

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塊根植物の種類については主に以下の4つがあります。

・パキポディウム
・アデニウム
・ディオスコレア
・オペルクリカリア

それぞれどんな種類なのか紹介していきます。

パキポディウム

パキポディウムは、マダガスカルおよびアフリカ南部原産の塊根植物で、厚くずっしりとした幹が特徴です。

特に人気の高い品種として「パキポディウム・グラキリス」があります。この植物は春から秋にかけて成長し、冬に休眠する「夏型」の塊根植物です。日当たりを好み、乾燥気味の環境でよく育ちます。

アデニウム

アデニウムは、アフリカおよびアラビア半島原産の塊根植物で、別名「砂漠のバラ」とも呼ばれます。鮮やかな花とユニークな樹形が特徴で、特に「アデニウム・アラビカム」が人気です。
この植物は非常に丈夫で、乾燥地帯の気候に適応しており、室内でも育てやすい植物です。

ディオスコレア

ディオスコレアは、アフリカ、アジア、アメリカの熱帯および亜熱帯地域に分布する塊根植物で、ヤマイモ科に属します。
特に「ディオスコレア・エレファンティペス」が人気で、その巨大な塊根が象の足のような形状をしていることから「象の足」とも呼ばれます。成長は遅いですが、そのユニークな形状から観賞植物として高く評価されています。

オペルクリカリア

オペルクリカリアは、マダガスカル原産の塊根植物で、「オペルクリカリア・パキプス」が最も知られています。

この植物は、コルク状の太い幹と小さな丸い葉が特徴で、非常に成長が遅く、希少価値が高い植物です。乾燥に強く、室内での管理が比較的簡単なため、観賞用として人気があります。

塊根植物の育て方

出典:photoAC

塊根植物を育てるには、いくつかの基本的なポイントがあります。まず、日当たりと風通しの良い場所に置くことが重要です。
室内で育てる場合は窓辺が最適ですが、光量が不足する場合は植物用のLEDライトを使用すると良いでしょう。

水やりは、成長期には土が乾いたらたっぷりと行い、休眠期にはほぼ断水します。塊根植物は乾燥地帯原産のため、水のやり過ぎには注意が必要です。

特に休眠期には水を控えることが大切です。
土は水はけの良いものを使用します。市販の多肉植物用の土に赤玉土を混ぜると適度な水もちが得られます。また、鉢底には排水性を確保するための層を設けると良いです。

温度管理も重要で、夏型の植物は夏に成長し、冬に休眠します。冬型の植物は冬に成長し、夏に休眠するため、それぞれの季節に応じた管理が必要です。

成長期には、薄めた液肥や緩効性肥料を適度に与えると育ちます。これらの基本を守ることで、塊根植物を健康に育てることができます。

もっと具体的な塊根植物の育て方を知りたい方は、以下の記事をチェックしてください。

塊根植物の育て方

塊根植物にはBARRELの植物育成ライト

塊根植物は光合成を効率よく行うために、十分な光を受けることが重要です。その中でも、BARRELの植物育成ライトが特におすすめです。

中でもNEO AMATERAS LED 20Wは、塊根植物に最適な植物育成用LEDライトです。太陽光に近い光を提供し、演色評価指数Ra96で植物を美しく見せます。

20Wの消費電力で高い照度と光量子束密度を実現し、経済的かつ耐久性があります。

また、BARRELのファンとスプレーも塊根植物の育成に役立つアイテムです。BARRELのファンは天井に取り付け可能で、4段階の風量調整と30度の首振り機能を備えています。

リモコンとタイマー(6h/12h)もあり、消費電力は5Wで月の電気代は約60円です。

BARRELの電動スプレーは3種類のノズルが付属し、霧状や直線噴射に切り替えられます。USB充電式で、最大約70分使用可能です。

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