塊根植物用ライトの種類と選び方を解説!意外なメリットもご紹介

塊根植物は、そのユニークな形状や異国風の外見から、多くの観葉植物愛好者に人気があります。塊根植物をきれいな形に育てるには、十分な光を必要とするため、塊根植物オーナーの多くは、室内では植物育成ライトを使っています。

では、塊根植物用には、どのような植物育成ライトがあるのでしょうか。本記事では、塊根植物を健全に育てるために必要な育成ライトの種類や選び方などについて詳しく解説します。

塊根植物とは

塊根植物とは、根や茎が肥大して水分や栄養を蓄えることができる植物の総称です。これらの植物は、南アフリカやマダガスカル、中南米などの乾燥地域に自生しており、過酷な環境に適応しています。

パキポディウム、アデニウム、ディオスコレアといったものが塊根植物の代表的な種類です。その奇抜な形状と魅力的な外観から、塊根植物は多くの植物愛好者に親しまれています。また、塊根植物は長寿命で丈夫なことも特徴で、観賞用としても高い人気を誇ります。

塊根植物についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてください。

塊根植物とは

塊根植物の育て方

塊根植物を健全に育てるためには、以下のポイントに留意することが大切です。

・水やりは控えめにする: 塊根植物は乾燥に強いため、成長期には土が乾いたらしっかりと水やりを行い、休眠期にはほぼ断水します。過度な水やりは根腐れの原因となるため注意が必要です。

・寒さ対策を取る: 塊根植物は暖かい時期に成長し、冬には休眠します。冬の時期でも、10度を下回ると植物が弱ってしまうので注意が必要です。

・日当たりを確保する: 塊根植物は日光を好むため、日当たりと風通しの良い場所に置くのが基本です。特に室内で育てる際には、窓辺など明るい場所が適していますが、光量が足りない場合は育成ライトを活用します。

塊根植物の育て方についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてください。

塊根植物の育て方

塊根植物が出す日照不足のサイン

塊根植物は日照が不足すると、いくつかのシグナルを発します。以下の3つのサインに注意し、早めに対処しましょう。

葉の黄ばみや色あせ

葉が黄色く変色したり、色があせたりする場合、光合成が十分に行われていない可能性があります。これは特に塊根植物の健康状態が悪化しているサインの一つです。

新芽や葉が小さい

新しく出てくる葉や芽が通常よりも小さい場合、日照不足が原因と考えられます。成長が鈍化している場合は、光の供給量を見直す必要があります。

塊根部分を押すとブヨブヨする

塊根部分が柔らかくブヨブヨした感触になるのは、水分の吸収が滞り、光不足によるストレスが原因であることが多いです。この状態が続くと植物が衰弱してしまうため、早急に光環境を改善しましょう。

塊根植物に育成ライトを使うメリット

室内で塊根植物を育てる人にとって、植物育成ライトは頼もしい味方になります。植物育成ライトを使用する主なメリットをご紹介します。

光量不足を補える

植物育成ライトは、植物が通常の室内で得られる光では補えない量の光を当てることができます。特に冬場や日照が不足しがちな日当たりのよくない室内では、光量不足が起きます。植物育成ライトは、塊根植物が健康に育つ環境を保つことができるのです。

見た目の美しさを維持できる

植物育成ライトは、窓から差す光や通常の室内灯と比べて、強い光を安定して与えることができます。これにより、塊根植物本来の美しい形状や鮮やかな色合いを維持向上することができます。

置き場所の自由度が広がる

育成ライトを使用すれば、日当たりの良い場所に限らず、インテリアに合わせた場所に自由に植物を置くことができます。光の供給を確保できるため、部屋の好きな場所に配置して楽しむことが可能です。

ライトアップされて見映えがよくなる

育成ライトは単なる成長のサポートだけでなく、ライトアップ効果により植物の見映えを向上させる役割も果たします。室内の照明としても活用でき、塊根植物の存在感をさらに引き立たせます。

形状別の塊根植物用ライトの種類

塊根植物用の育成ライトには、形状によっていくつかの種類があります。植物の設置環境やインテリアに合わせて選びましょう。

スポットライト型

出典:barreled.net

スポットライト型は、最もよく見かける植物育成ライトの形状です。電球の形をしていますが、強い光を発するため熱を持ちやすいことから、金属製の放熱機構を搭載しているのが一般的です。

特定の場所に集中的に光を当てることができ、小型から中型の塊根植物に最適です。

向きを調整できるソケットと組み合わせたり、レールと合わせて複数のスポットライト型育成ライトを使ったりすることで、植物に効率的に光を届けられます。

パネル型

出典:barreled.net

スポットライト型の植物育成ライトが点光源なのに対し、パネル型は、広い面のライトで広範囲に光を均等に当てることができます。そのため、複数の塊根植物を1箇所でまとめて育てたい場合に最適です。

パネル型の植物育成ライトは、棚に植物を並べている場合や、広いスペースで育てる際に便利です。

スタンド型

出典:barreled.net

スタンド型植物育成ライトは、ライトとソケット、スタンドが一体となった形状になっています。デスクや窓辺のちょっとしたスペースでも置きやすい小型のものから、複数のライトを搭載できる大型のものまで種類が豊富です。

デザイン性が高いものも多いため、塊根植物の造形美を引き立てるインテリアとしての機能も持ち合わせています。

発光方式別の塊根植物用ライトの種類

塊根植物用の育成ライトは、形状だけでなく、発光方式によってもいくつかの種類に分類できます。それぞれの発光の特性を理解し、植物の成長環境に合ったものを選びましょう。

LEDライト

LEDライトは、エネルギー効率が高く、長寿命で、発熱も少ない発行方式です。家庭用ライトでも多くのLED製品が出回っていますが、植物育成ライトでも主流といえます。

LEDライトの植物育成ライトは、塊根植物を含む多くの植物にとって必要な特定の波長の光を効率的に発します。

蛍光灯

蛍光灯は比較的安価で入手しやすく、光源に長さがあるため、広範囲に光を均等に照射することができます。ただし、LEDライトに比べると寿命が短く、エネルギー効率も劣るため、こまめなメンテナンスが必要です。

蛍光灯の植物育成ライトは、水槽の水草や葉野菜の人工光合成などでも使われることがあります。

HIDランプ

HIDランプは、ガラス管の中に金属の蒸気を高圧で封入し、その気体に強い電流を流すことで光を発するランプです。HIDとは、High Intensity Discharge Lamp(高輝度放電)の略です。

代表的なHIDランプには、水銀ランプやナトリウムランプなどがあります。

自動車や鉄道車両にも使われ、非常に強い光を発することができるため、大型の塊根植物や広範囲にわたる栽培に適しています。ただし、発熱が多く消費電力も高いため、設置場所や電気代を考慮する必要があります。

ハロゲンライト

ハロゲンライトは、電球の中にヨウ素や臭素などのハロゲンガスを封入したランプです。通常の電球と同じように、内部にあるフィラメントと呼ばれる細い金属線に電流を流し、フィラメントが熱くなり発光しますが、ハロゲンガスがあることで、強い光を生み出します。

植物育成ライトとしては、十分な明るさですが、発熱しやすいため植物に近づけすぎないよう注意が必要です。また、省エネ性能ではLEDには劣ります。

塊根植物にはBARRELの植物育成ライト

以上が、塊根植物用の育成ライトに関する種類と選び方のガイドです。適切なライトを選ぶことで、室内でも塊根植物を健康に美しく育てることができます。

中でも、BARRELの植物育成ライトは、多くの塊根植物オーナーや園芸店でご愛用いただいています。

その一部をご紹介します。

NEO AMATERAS LED 20Wは、スポットライト型のLED植物育成ライトです。植物育成のスペシャリストkumanomi360氏監修の元、太陽光に限りなく近づけ、演色評価指数はRa97を実現。塊根植物に必要な光を発するとともに、白色のクリアで美しい光で植物の美しさを引き立てます。植物育成ライトで迷ったらまず選びたい人気製品です。

ROKI-Octagon-50Wは、モダンデザインと機能性を兼ね備えた植物育成用のLEDパネルライトです。直径21cmの大型八角形デザインで、3000Kから5000Kの色温度の光を発します。Wi-Fi接続によりアプリから操作可能で、光量調節やスケジュール設定ができます。E26口金のソケットに取り付けることができます。演色評価指数はRa97です。

ROKI-Octagon-50W

YEW-7Wは、スタイリッシュでコンパクトな植物育成LEDライトスタンドです。色温度は6800K~7200K、演色評価指数はRa97で、消費電力は7Wです。推奨照射距離は15~30cmで、寿命は20,000時間。陸上植物、アクアリウム、テラリウムに対応し、水草や植物を美しく見せる効果があります。

YEW-7W(ユー)植物育成LED 太陽光LED アクアリウムLED テラリウム 室内太陽光LED スタンドライト

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