植物の変化が一目瞭然
BARRELのアマテラスは太陽光に近い光で、
天候に左右されず植物の状態変化が観察しやすいです。
当店には灌木系の発根管理に使用する温室がありますが、
これまでは他社のピンク色の育成ライトを使用しておりました。
芽吹いた枝や葉の徒長対策が目的でしたが、照らされる範囲が
ピンク一色になってしまい、新たな芽吹きや植物に異常が出た際に
発見しづらいというデメリットがありました。
しかし、ライトをアマテラスに変えてからは、自然な光で
植物の変化が一目瞭然です。光量も従来のライトよりも強く、
より生育に効果があると実感しています。
害虫や腐りが発生した際も、早めに対処することができます。
発根に対しての直接的な効果は、長期間使わないと判断できません。
しかし、日々の変化に気づきやすくなることで、間接的に発根確率を
上げることにつながるのではないかと考えています。
また、照射される光は見た目も非常に良く、
植物たちの魅力を底上げする効果もあると感じています。
必要光量の多い植物でも健康的に育てられる
当店で扱う塊根植物は、直射日光に晒されながら育って来た植物が多く、
強い光は生育に必要不可欠です。
当店は自然光が入りやすいので、最低限の光量は確保できていますが、
時期や個体差によって徒長してしまうこともあります。
アマテラスであれば、塊根植物達に必要な強い光を安定して
与えることができるので、生育においてメリットが大きいです。
取り扱い植物の育成方法について教えて下さい。
基本的に塊根植物達は強い光を好みます。
太陽光もしくは強力な育成ライトを当て、
適度な風通しを確保出来る環境にて管理します。
水やり頻度は品種、季節、環境によって変わります。
夏型と冬型があり、その中でも品種ごとに管理方法は異なります。
休眠期に屋外へ出すと、低温や高温で枯れるリスクがある為、
育成ライトや温室等の設備が必要です。
育成ライトの使い方を教えて下さい。
塊根植物達には強い光を当てたいので、育成ライトを極力近めに設置します。
勿論葉焼け等が起きない距離に調整する必要があります。
株のサイズごとに光量は変えなくても特に問題ありません。
ただし、発根管理中の株や、活着したばかりの株は、強い光を
当てると具合が悪くなりやすいです。アマテラス等の強力な
ライトの場合は照射距離を離すか、光の弱いライトもしくは
日陰での管理が理想的です。
育成ライトをどのような目的で使っていますか?
育成は勿論、発根管理においても育成ライトを使用しております。
休眠期や梅雨時期等、日光を当てられない期間の
光を確保する為にも使用します。
太陽光と育成ライトの光を使い分けていますか?
当店管理中の植物は、基本的に窓から入る自然光を当て、
暗い箇所は育成ライトで補光しています。
自宅の植物達は、成長期は基本的に屋外管理、
休眠期は育成ライトで分けております。
実験的に、通年育成ライト(アマテラス)で管理している株も
ありますが、品種によっては屋外管理よりも生育が良い為、設備費用を
惜しまなければ通年育成ライトでの管理も不可能では無いと実感しております。
他社製品に比べて照射範囲が広い
植物育成ライトは多種多様な製品が出回っており、
現在アマテラスと同様の光量を持ちながら、
安さを売りにした国内メーカーのLEDもいくつか発売されています。
それらのLEDも一通り試しましたが、照射範囲がアマテラスより狭く、
1つのライトで照らせる植物の数が少ないです。
これは大きなデメリットであり、同じ数の植物を育てる際、
必要なライトの個数が増えてしまいます。
その分電気代も増え、トータルで見るとアマテラスを使用したほうが
コストパフォーマンスは高いと考えます。
反射板も外すことで、光量と引き換えに、
照射範囲を拡張できる点も汎用性が高いと感じました。
現在も店舗と発根管理部屋で使用しています。
正直、他のライトよりも明らかに良くて満足しております。
育成ライトを使う上での注意点はありますか?
照射距離の調整が重要かと思います。
近すぎると焼けを起こしやすく、遠すぎると効果が薄まってしまいます。
アマテラスのように照射範囲が広く強力なライトであれば、
ある程度距離が離れていても効果が実感出来るのでは無いかと思います。
また、長年育成ライトで管理していた株を屋外管理へ切り替える際、
焼けが非常に起きやすい為、遮光しながら徐々に太陽光へ
慣らす必要があると思います。