BARREL × PLANTS

植物を専門とされる大学教授監修のもと、植物についての知識を深める特集ページです!

Q01. 植物育成ライトにはどんなタイプがあるの?

植物が成長するためには、葉に太陽光を浴びて光合成を行う必要があります。
日当たりの良い場所では植物がよく育ち、日陰では育ちが悪くなるのを経験されたこともあるでしょう。
人は食品から栄養をとっていますが、植物は光合成によって成長するための栄養を生み出しているのです。

しかし太陽光に頼っていると、天候に大きく影響されてしまったり日光が届かない場所に植物を置きたい場合もあります。
日光に左右されないように光合成を促すために開発された人工の光が植物育成ライトです。

植物育成ライトを使用すれば、太陽光のように天候によって照射量が変化することはありません。
植物にとって十分な光量を安定して照射し続けることができるのです。

植物育成ライトには主に4種類のタイプがあります。

1. LEDライト

植物育成用の光源として、現在もっとも多く利用されているのがLEDライトです。
植物の正常な育成には、最低でも1,000〜1,500ルックスの照度が必要ですが、LEDライトは少ないエネルギーで大光量を実現でき、消費電力量も少ないため効率よく使うことができます。

同じ光の質を保ちながら、設置場所やサイズに合わせてさまざまな光量を選べる利点もあります。
また、LEDライトは単色での発光が可能なので、光合成に使用される赤や青の波長の光だけを作って照射することが可能です。

こうしたメリットから、近年では植物工場はもちろん、家庭での植物栽培用でもLEDライトが主流となっています。

2. 蛍光灯

LEDライトが実用化されるまで、植物工場などで栽培用に使用されることが多かった光源が蛍光灯です。
低コストで導入可能で、白熱電球やハロゲンなどと比較して熱放射量が少ないといったメリットがあります。

しかし、熱放射量が少ないとはいえ長時間使用すればある程度熱を持つことや、数カ月程度で光量が弱くなってしたり寿命が短かったりするといったデメリットもあります。

3. HIDランプ

電極間の放電を利用した高輝度放電ランプの総称です。
高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプといった種類があり、自動車のヘッドライトや、体育館、大規模な商業施設や競技場、ゴルフ場の照明などでよく使われます。

従来の白熱電球と比較して寿命が長く、効率よく光量を得られることから、以前は植物工場で用いられる光源の主流でした。
しかし熱放射量が多く、あまり植物に近づけることができないため多段栽培に向かず、LEDライトなどと比較して高価で取り扱いも難しいため、家庭での栽培には不向きとされます。

4. ハロゲンライト

白熱電球よりも明るく、淡い暖色系で発熱量が高いという特徴があります。
植物によっては熱が強すぎるため、葉や実が焼けてしまう恐れがあります。
ハロゲンは葉緑素の吸収率が高く、植物を育てることはできますが、熱が伝わりすぎないように調整する必要があります。

植物育成ライトには、これまでさまざまな種類のライトが利用されてきましたが、コストや効率性の面から現在ではほとんどLEDライトにシフトしているのが現状です。

Q02. LEDライトでどんな植物でも育つの?

植物の成長には、太陽光と二酸化炭素による光合成が必要不可欠です。
太陽が出ていないときや日の当たらない場所では、その代わりとなる照明を当てて光の不足を補わなければなりません。
そこで役立つのが、植物育成ライトです。

植物が光合成で使う光は、主に太陽光の中にある赤色と青色の波長の光です。
光合成に必要な波長(色)の光を出すことができるのが植物育成ライトなのです。

植物には、赤色の光を受け取るフィトクロムという光センサータンパク質があり、赤色の光によって花の形成や種子の発芽などを調節します。
青色の光はクリプトクロムという光センサータンパク質を介して成長を調節し、この赤と青の2色を浴びさせることで健全な植物の成長が調節されます。

植物育成ライトの中でも主流となっているのが、LEDライトです。
LEDライトは太陽の光の中で光合成や成長調節に使われる波長の光だけをエネルギー効率良く照射することができるため、蛍光灯やハロゲン、HIDなどほかの種類のライトより植物育成に適しています。

植物が十分に育つためには、最低1,000〜1,500ルックスの照度が必要とされますが、LEDライトはこの照度を十分に補うことができます。
暗い室内でも十分に育てることができるのはもちろん、通常のライトよりも必要な光を当てることができるため、丈夫かつ立派に成長を促してくれます。
通常のライトでも育てることはできますが、光合成に必要な波長と合わなかったり、光量が足りなかったり、逆に光量や発熱が強すぎて葉が焼けてしまったりするケースもあるため、初心者にはあまりおすすめできません。

また、ハロゲンやHIDは熱がたまりやすく、LEDより消費電力も多く電気代が高くなりがちです。
植物を育てるために必要な光が効率的にたくさん出る植物育成ライトを使うことが省エネルギーで安全安心だと言えるでしょう。

植物によって必要な光の量や強さは異なるため、LEDライトは育てる植物に合ったものを選ぶ必要があります。
光を当てる照射範囲や角度、量、色によって効果が異なるため、まずは自分がどんな植物をどのように育てたいのか考えることが大切です。
育てたい植物に合ったLEDライトを選びましょう。 



Q03. 植物育成ライトを選ぶポイントは?

植物育成ライトを選ぶ上で押さえておきたいポイントは、どんな植物をどのように育てたいかによっても
変わってきますが、ここでは初心者が最低限押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

1.LEDライトを選ぶ

植物育成ライトにはLED、蛍光灯、ハロゲン、HIDなどさまざまな種類のライトがありますが、現在もっとも主流となっているのはLEDライトです。LEDライトは消費電力量が少なく熱を持たないため効率よく使うことができます。
また、設置場所やサイズに合わせてさまざまな光量を選べる利点もあります。

2.機能性で選ぶ
植物育成ライトを機能性で選ぶ場合は、ライトの角度調整機能や、照射時間を設定できるタイマーをセットで購入することをおすすめします。

また、多彩な光を放つフルスペクトルLEDや、7色の波長を放つ太陽の光を再現したライト、青色と赤色の光にのみ特化した紫色の光を放つライトなどさまざまな種類があります。
(人間の目には見える光量とは異なり)光合成に使われる光の量を指すPPFD値は、光合成の活性に大切なため、注意しながら選んでみてください。

3.植物のサイズに合わせて選ぶ

植物育成ライトは照射される範囲が限られているため、サイズ選びがとても重要になってきます。
植物が成長してライトの大きさを超えてしまったり、一定の場所にしか当たらずムラが出てしまったりすることもあるので気をつけましょう。

サイズ感を把握するため、まずは育成したい植物の種類やサイズ、大きくなった場合のことも想定して検討することをおすすめします。

4.置き場所や角度を意識する

植物とライトの位置には配慮が必要です。ライトの照射範囲や距離を意識して設置しないと葉焼けを起こしたり、一部分にしか光が当たらずに光合成ができず弱ってしまったり、生育にムラが出てしまったりします。

たとえば吊り下げ式のライトなら植物の上にレールを設置し、レール上にライトを設置するとよいでしょう。
植物との距離を自由に保つにはクリップ式やスタンド式はコンパクトで便利です。
なお、設置場所は部屋のコンセントの位置も考慮しながら決めましょう。

5.インテリア性の高さで選ぶ

青色LEDの普及によってLEDライトが広く普及するまで、植物用LEDライトは業務用や一部のマニアの人向けの製品が目立ちました。

しかし今は、LEDライトの機能は格段に進歩し、おしゃれでインテリア性の高い製品もかなり増えてきました。

天井から吊るすことができるタイプや、見た目はまるでデスクライトにしか見えないようなものまで販売されています。

青と赤の波長の光を含みつつ、白色にしか見えない商品も多いので、ぜひインテリア性の高さにもこだわって選びたいものです。

Q04. 初心者にも育てやすい観葉植物ってあるの?

観葉植物は基本的に初心者でも簡単に育てることができますが、種類によっては難しい植物もあります。
そこで、ここでは初心者でも比較的育てやすい生命力・耐陰性・耐寒性・乾燥に強い代表的な植物を紹介します。

★生命力が強い植物

ガジュマル

ガジュマルは、たくましい幹の観葉植物です。寒さや病気、害虫に対する抵抗力が高く、その生命力の高さから初心者でも育てやすいことで知られます。
温かい温度と十分な光さえあればすぐに新芽を出します。
光に向かって比較的速くまっすぐ育つので、ライトを設置する範囲は広くとっておいたほうが安心でしょう。
幹のそれぞれが独特な形をしているので、おしゃれなインテリアとして飾られることも多いです。

カポック

カポックも丈夫な観葉植物の代表格です。手のひらを広げたようなかわいい葉が人気の観葉植物です。
寒さ、暑さ、乾燥に強く、日陰にも負けずにたくましく育ちます。
また、型崩れしにくいため剪定などのケアが少なくて済むのもうれしいポイントです。

★耐陰性が高い植物

日陰で観葉植物を育てる場合は、耐陰性のある観葉植物がおすすめです。
観葉植物には耐陰性という性質を持つ種類も多く、直射日光がそれほど当たらなくても成長することができます。

シマトネリコ

シマトネリコは耐陰性が高く、LEDライトのみでも十分育ちます。
1年を通して艶やかな葉っぱをつける観葉植物で、サイズのバリエーションも豊富です。
葉が広がりやすいので、LEDライトは広範囲照射のものをおすすめします。
ただし、ガジュマルと同じく成長意欲が大変強い植物で大きくなるのが早いので、スペースにはある程度
余裕を持たせておいたほうがよいでしょう。室内で育成する場合は適宜剪定をして高さを調整する必要があります。

アグラオネマ・マリア

アグラオネマ・マリアも日陰で育つことができる観葉植物です。
順応性が高く、ライトがあれば室内でも十分に育てられる植物です。環境に慣れると水やりだけで成長します。
アグラオネマ・マリアは水切れになると葉っぱが垂れてくるので、水やりのタイミングが分かりやすく初心者でも安心です。

★耐寒性が高い植物

モンステラ

深い切れ込みの入った葉がユニークなモンステラ。その名はラテン語で怪物や異常を意味するように、葉の形が怪獣の顔を連想させます。熱帯原産にもかかわらず寒さに強いので、寒い地域の方でもインテリアに取り入れられます。
ミニ観葉植物から2メートルほどの大型までサイズのバリエーションが豊富なのも魅力です。

シマトネリコ

耐陰性の高いシマトネリコは寒さにも強く、育てるのも比較的簡単と言えます。
関東以南であれば雪が降っても冬越ができます。葉を落とす可能性もありますが、春頃に新芽がまた吹いてきます。
ただ葉が多いため水切れに注意する必要があります。特に夏は水分の蒸発が早いので毎日あげるようにしてあげましょう。 

オリーブ

屋外の寒さにも強く、関東以南であれば雪の降る日などでも問題ありません。
ただし土が常に湿っている状態が得意ではないので、水はけのいい土に植えることをおすすめします。
水やりをしていて普段より水が浸透しづらくなったら、根が張っている証拠なので、春夏の暖かい時期に植え替えをするといいでしょう。

★乾燥に強い植物

外出が多かったり、忙しくて水やりの回数がおざなりになりそうだという方には、乾燥に強くて剪定の必要がない生長の遅い植物を選ぶと安心です。

サンスベリア

サンスベリアは、「虎の尾」という別名を持っており、魔除けの効果があるとされています。
天に向かって突き刺すように伸びる姿は勇ましくもあります。
乾燥に強いので水やりをし忘れてしまいがちな方や、外出が多く不在にしがちな方が栽培するのに向いています。
一方で、寒さや直射日光に弱いので、置き場所には注意しましょう。

リプサリス

砂漠に生えるサボテンは基本的にどの種類も乾燥に強いですが、森林に生えるサボテンの仲間、リプサリスも乾燥に強いのでおすすめです。欧州では“イージーケアプランツ(ケアが簡単な植物)”としてとても人気です。
寒さにもある程度耐え、乾燥に強い強健種です。森林など陽の届かない木の隙間から生えるので日照が少ない室内でも元気に育ちます。

ぺぺロミオイデス

ぺぺロミオイデスは多肉質で乾燥に強く手入れもしやすいので、初心者向きの植物として最適です。
部屋が狭いという方はサイズの小さな株を選べば、小さめのライトの下でもしっかり育ててあげることができます。
丸い葉が垂れ下がって成長するので、ライトと葉の距離を保ちやすいのも安心です。
秋冬であれば1週間に1回程度の水やりで問題ありません。
むしろ水のあげすぎにさえ注意をすれば、基本的に失敗することは少ないでしょう。

初心者に育てやすい観葉植物といっても、その特性は種類によってさまざまです。
それぞれの性質を見極めて愛情を注いであげれば元気に育ってくれることでしょう。

Q05. 植物はなぜ緑色なの?

太陽光はさまざまな色の光を含んでいます。虹として馴染みのある7色ですね。
波長の短い順に紫、藍、青、緑、黄、橙、赤となります。

植物はなぜ緑色なのでしょう? 実は植物には緑色に見える理由があります。
植物には、光を吸収して光合成をするための「葉緑体」という器官の中に「葉緑素(クロロフィル)」という色素があります。

葉緑素は、太陽光に含まれる赤色光と青色光を主に吸収します(残った緑色の光が吸収されずに反射されることで人の目には緑に見えます)。
葉緑素に吸収された青色光と赤色光は、光合成に有効に使われます。
だから、人間の目には、光合成で使われずに反射された緑が植物の色として見えているのです。

ちなみに秋の紅葉は、落葉する葉はもう光合成をする必要がないので、葉緑素が分解されてしまうからです。

Q06. 観葉植物を育てるのに最適な室温は?

観葉植物を育成するのはそんなに難しいことではありませんが、温度や湿度にはデリケートな種類も多いので、寒さ、暑さ、湿度には十分に気を配ってあげましょう。

★寒さ対策

観葉植物を元気に育てるなら、部屋の温度に気を配る必要があります。
観葉植物の多くは冬の寒さに弱いのが特徴です。
特に冬場の急激な温度の低下は植物が枯れてしまう原因になります。
越冬できるか心配なときは、初心者でも育てやすい耐寒性に優れた種類を選ぶことをおすすめします。

基本的には暖房器具を使って室温を保つ方法が効果的ですが、熱帯原産の植物でも熱帯のような高い温度にする必要はありません。
植物の種類によって最適な室温に違いはありますが、5度〜10度を下回らない程度が目安となります。

暖房を切っても夜間のみ室温が下がる程度であれば、すぐに植物が枯れることはないので、1日を通して室温の目安を下回らないように注意すれば問題ないでしょう。

ただし、冬場は暖房やエアコンの温風で室内が乾燥しやすくなるので、葉が弱ってしまう前に葉水をして乾燥を防ぎましょう。
温風が直接当たらないように場所を移動したり風よけをつくったりして、対策をしてあげることも大切です。

なお、冬は窓の近くは昼夜の温度の差が激しいため、寝る前に少しだけ窓際から植物を離して置いておくと、寒さによるダメージを防ぐことができます。
極端な暑さや寒さを避けて管理するのがおすすめです。
植物ごとの耐暑性・耐寒性を調べ、それぞれに合わせた対策をとりましょう。

★暑さ対策

気温が高い夏は植物が元気に育ちやすい季節です。ただ、暑さゆえに水分の蒸発が早く土が乾燥しやすくなるため、水やりの回数を増やすことが欠かせません。
植物によっては、朝と夕方に1日2回の水やりが必要になることがあります。

また、室温が極端に上がるのも植物が弱る原因になります。
株が蒸れないようにサーキュレーターを活用するなど空気を循環させて風通しをよくしてあげましょう。 

★湿度対策

室内で観葉植物を育てるときは、温度管理だけでなく、湿度管理も大切なポイントです。
多くの観葉植物は高温多湿を好み、もっとも生育に適した湿度は50〜60%と言われています。
植物の原産地の気候に合わせて調整するように心がけましょう。

高い湿度を好む観葉植物には、水やりのほかに、霧吹きで葉や茎にこまめに葉水をしてあげます。
冬場は植物の成長が止まるので、乾燥気味にして定期的に葉水をしてあげるのが効果的です。

Q07. 徒長って何?

初心者が植物を育てていて失敗しがちなのが「徒長(とちょう)」です。
では、徒長とはどういった状態で、植物にとって何がよくないのでしょう。

徒長は、茎が細く葉の間隔が長く間伸びした状態を言います。
植物が徒長する主な原因は日照不足ですが、水や肥料の与え過ぎや、風通しの悪さ、用土の水はけの悪さも原因になります。

徒長した植物は健康に育った植物と比べて病弱・虚弱になりがちで、害虫に対する抵抗性も、
環境の変化への適応力も弱くなります。野菜や果物の実が成らなかったり、花が咲かなかったりすることもあります。

特に大きな種子で生長が早い植物は徒長しやすいと言われます。
ここでは徒長が起こる原因について紹介します。

‘照不足

植物は太陽の光に向かって伸びようとする性質があります。
日照が不足していると、日光を求めて植物が上へと伸びてしまうのです。
ヒョロヒョロと背ばかり高くなる兆しが見えたら日光不足と考えてよいでしょう。

室内での観葉植物によくある徒長ですが、日光不足になってしまう環境の場合は、LEDライトで育てることをおすすめします。
また、同じ方向からだけでなく、満遍なく明るくしてあげることで、一方向だけ伸びる徒長も防ぐことができます。

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水をたくさんあげすぎてしまうのも徒長の原因のひとつです。
植物を育てるときには水やりは欠かせませんが、ただたくさんあげればよいわけではありません。
水をあげすぎると、土や根の状態が悪くなり植物が弱ってしまいます。 

明らかに水をあげすぎだと感じたら、土が乾くまで水やりは控えます。
そうしているうちに、健康な状態に戻ってきます。

I不足

風通しをよくするのは植物の病気予防に欠かせません。
風通しがよくなると植物は、伸びが抑えられて茎を太くして健全になるのです。
これには植物ホルモンのエチレンが関与していると考えられています。
エチレンは植物の徒長を抑えるだけでなく、植物の病原菌の繁殖を抑えるという作用もあります。

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植物は窒素を与えることで大きく成長します。窒素が不足すると生育不良や葉色が悪くなったりします。
窒素は、肥料の三要素と言われ、主に植物を大きく成長させる作用があります。
特に葉や茎を大きくすることから葉肥(はごえ)とも呼ばれます。

根から吸収される必須栄養素の中で、窒素はもっとも多量に要求されます。
しかし、あまり与えすぎても勢いよく成長しすぎて、結果的に徒長になってしまいますので、与えすぎには注意しましょう。

肥料をあげる時期は、成長期前をおすすめします。
成長期はただでさえ伸びようとしているので、肥料をたくさん与えると必要以上に伸びてしまいます。
成長期前に堆肥などの有機肥料を与えることで、土の中の微生物が栄養を分解して徒長を防いでくれます。

Q08. 水やりに最適な時間帯はいつ?

水やりに最適な時間帯は基本的に朝となります。朝の水やりがおすすめな理由は2つあります。

理由の1つ目は、水やりは植物が活動を始めるときに与えるものだからです。
植物は太陽の光に当たると、水と二酸化炭素から栄養分・酸素をつくる「光合成」を行います。

このとき、葉の裏にある気孔を開いて空気中の二酸化炭素の取り入れを始めます。
気孔を開くと蒸散(根から水を吸い上げ、水蒸気として外に出すこと)が行われるため、水が必要になります。
人が1日の活動のために朝食をしっかり摂らなければいけないのと同じですね。

原則として植物に水が必要なのは、光合成を行う日中なので、朝に水やりすれば必要量は満たされるというわけです。

朝に水やりすれば、日中に水が吸い上げられ、夜には鉢土の水分量が減っているので過湿になりにくいというメリットもあります。

2つ目の理由は、徒長を避けるためです。夜に水やりすると徒長しやすくなるからです。
徒長とは、茎が間延びしてヒョロヒョロと伸びてしまう状態です。

植物は、昼に光合成でつくり出した糖を、夜間に必要な箇所に移動させます。
そこで移動したところの糖の濃度が高くなると、浸透圧も高くなり、水が引っ張られます。
水が引っ張られると、その箇所が肥大伸長してしまいます。

つまり夜に余分な水があるほど、引っ張られる水も多いため、茎が徒長しやすくなるのです。

また、冬は温度が急に下がるので、水分量が多ければそれだけ鉢内の温度も下がってしまいます。
すると温度低下によって根が痛み、最悪の場合は枯れてしまいます。

Q09. 季節によって水やりは変わる?

植物に水を与えるのに適した時間帯や頻度がありますが、それは季節によっても変わってきます。
ここでは春夏秋冬それぞれの水やりの注意点を紹介します。

【春】

春は植物がもっとも活発に新芽を伸ばす時期です。
暖かくなってくるこの季節は日中に気温が上昇するため、水やりは朝に行うのがベストです。

春は植物の成長が旺盛な時期のため、水分が不足しないようにたっぷりと水やりを行うことが大切です。
ある程度水分が不足していても成長はしますが、後に疲れから枝が枯れるケースもあるので「大丈夫だろう」と水やりを怠らないように気をつけましょう。

逆に春は気温の上昇とともに土の乾燥も早くなるため、つい水をやりすぎてしまうこともあります。
しかし、季節の変わり目に一気に水分の量を増やすと根腐れを引き起こすこともあります。
大事なのは水やりを徐々に増やしていくことです。土の乾燥具合を確かめながら、乾いているようであればたっぷりと与えるようにします。

【夏】

夏の水やりは1年の中でもっとも気を使うかもしれません。
特に注意しておきたいのは水やりを行う時間帯です。夏の日中は非常に高い気温のため、基本的に早朝の涼しい時間帯もしくは夕方に行います。
日中の炎天下の中で水を与えると鉢内の水の温度も上昇してしまうため、根を傷める原因になります。日中の気温が原因で水切れを起こしてグッタリしてしまうときはすぐに水を与えないで涼しくなる夕方まで待ちましょう。

あるいは日陰に移動させて水を張ったバケツの中に鉢ごと浸けるようにします。
日陰に移した後にたっぷりと水分を吸収させてあげることで水切れを起こすリスクも下がります。

夏の水やりの基本は早朝と夕方、根元を中心に「ちょっと多すぎるかな?」というぐらいたっぷりと行うのがコツです。

【秋】

近年は温暖化の影響もあり、春や秋でも日中に真夏日のような暑さになることが珍しくありません。
よって日中が暑い時期は夏と同様の水やりの方法で問題ありません。気をつけたいのは夜の気温です。

たとえ昼間に暑くても春秋の夜間は急に冷え込むことがあるため、夕方以降の水やりの頻度を少しずつ減らしていくことをおすすめします。

寒くなってきたからといって、急に暖かくするのはかえって逆効果となります。
気温が下がったからといってすぐに傷みが生じることはありません。秋になって少し気温が下がってもしばらくの間は寒さに慣らしておくことも大切です。

そうすれば耐寒性を高めることができ、冬場でも越冬できる可能性が高まります。
耐寒性を鍛えるのと同時に徐々に水やりの頻度も減らすようにします。

目安としては土が完全に乾いてから1日〜3日後に水やりを行うのがよいでしょう。
徐々に回数に変化をつけていくことが重要です。

【冬】

冬は他の季節と比較すると、水やりは必要最低限レベルで行います。
また、春夏秋は気温が上昇する前の早朝に水やりを行うのが基本ですが、冬は午前中でも少し温度が上がってくる遅い時間帯に行うほうがよいでしょう。

また、夕方以降の水やりは夜間の冷え込みで凍る可能性もあるため、原則として避けるようにします。
他の季節ほど水やりに神経質にならなくても問題ありません。土に湿り気がある状態であれば水やりはまだ行わなくても大丈夫です。

Q10. 水をやりぎたときの対処方法は?

植物育成で多くの初心者が失敗しがちなのが水のやりすぎです。
特に鉢植えの場合は、過剰に水を与えると根の周りの水が排水されず、根が水浸しになって枯れてしまいます。
しかし、水をやり過ぎてしまったときでも、根を乾かすことで植物を救えることがあるので、その対処方法を覚えておきましょう。

水をやりすぎたかどうかを見極める

与える水分が多すぎると、根が水浸しになり根腐れが起こります。
そうなると葉が徐々に変色していきます。根が弱って株の上部に水を供給できなくなると同時に土から栄養を得られなくなり、株が萎れて枯れてしまいます。
まず新しい葉や茎が生長しなかったり、葉が薄緑または黄色に変色していないか調べます。

水を与えていても枯れる場合は、水のやり過ぎが原因と考えられるので、茎の根元や土の表面にカビやコケが生えていないかを調べます。
土が水浸しになっていると、土の表面や茎の根元に、緑色のコケや黒または白いカビが生えてきます。
その場合、水をやり過ぎていると考えられます。

あるいは植物に悪臭やカビ臭がしないか確認します。
根の腐敗が始まったばかりや土が深い場合は見た目にはすぐに分からないので、鼻を近づけてにおいを確認してみましょう。

水をやりすぎた場合の対処法

1.水やりを止めて根を乾燥させる

植物に水をやりすぎたと思ったら、しばらく水やりを控えます。
根や土が乾くまで数日かかる場合もありますが、その間、水やりの間隔があいても大丈夫です。
植物に水をやり過ぎると株の上部へ水が行き渡らなくなり、上部が日光に当たっていると乾燥しやすくなります。
そのため日光を避けて株を守る必要があります。株の状態が安定したら、また日向に戻しても構いません。

2.根と土を緩める

鉢の場合、鉢の側面を軽く叩いて根と土を緩めると、鉢の中に空気が入り込み根が乾燥しやすくなります。
もし株を鉢から取り出すことができれば、より水はけの良い土に植え替えてもよいでしょう。
取り替えられなければ、古い土を取り除いたり、土をほぐしたりして、根を傷つけないように根についている土を指で軽く払い落します。

もし土にカビやコケが生えていたら、植物にもカビやコケが移ってしまうので速やかに廃棄します。
また、土が腐敗臭を放っていたら、根が腐っている可能性があるため、同様に廃棄しましょう。

水のやりすぎを防ぐ方法

底に小さな水抜き穴がある鉢にすると、余分な水が排水され、根鉢の周りに水が溜まることがなく根腐れが防げます。
鉢に受け皿がない場合は、受け皿も購入し、鉢の下の台が汚れるのを防ぎます。

あるいは鉢底に鉢底石を敷くことでも水のやりすぎを防げます。
鉢底に鉢底石を3〜5センチの厚さで入れます。鉢底石を敷くと水が素早く排出されるため、根が水浸しになることがありません。

Q11.LEDライトにはどんな種類がある?

植物の育成用ライトにはさまざまな種類や形状がありますが、扱いやすさや購入のしやすさを考えると、LEDライトが最適です。
この記事では、代表的なタイプのLEDライトをご紹介します。ご自身の育成する植物に合ったタイプをぜひ見つけてください。

★吊り下げ型

天井などから吊り下げて設置するタイプです。
広い面積に照射できるので、丈の高い植物のように大きな規模で植物を育てたい場合に向いています。
ソケットの取り付けや電気工事が必要になる場合があるので、どんな植物を育成したいのか全体像が見えてから決めるとよいでしょう。

★クリップ型

クリップで挟むタイプです。
クリップで挟める場所さえあれば、植物の大きさに関係なく高さや角度などをかなり自由自在決めることができます。
植物を栽培している棚やテーブルに設置できれば、インテリアのバリエーションも広がりやすいのが特徴です。

★スタンド型

一般的なデスクライトのように卓上や棚などに設置できるタイプです。
植物育成用のLEDスタンドライトは、植物との距離を調整できるように高さの調整機能がついているタイプもあり、丈の高い植物にも対応しやく便利です。
また、植物育成用に光の量が調整されているのも特長です。
デザインも洗練されたものが多く、部屋に置いても違和感がありません。
インテリア照明やデスク用照明と兼用できるものも多く、家庭用には最適なタイプだと言えるでしょう。

★アーム型

アームを屈伸させることによって、高さや角度を調節することができるタイプです。
植物の大きさに合わせて選びやすく、微調整もしやすいのが大きなメリットです。
室内での植物などの育成に最適です。
照明器具を設置するタイプは、ある程度の広いスペースが必要になる場合もあります。

★バー型

蛍光灯のように細長い棒状の照明です。
さまざまな方向から照射でき、プランターなど横に長く栽培する際にも重宝するでしょう。

★パネル型

天井から吊り下げるタイプですが、長方形のものや円盤状のものなど、さまざまなモデルがあります。
広い範囲に対して均一に光があたるので、植物に光をムラなく浴びせやすいです。
ただし、他のタイプに比べてコストが高く、スペースもとるので、家庭菜園より工場などの施設で設置されていることが多いです。

以上、植物用LEDライトを形状別に紹介しましたが、室内での栽培に適した植物にも、いろいろな種類があります。
植物用LEDライトや栽培器を選ぶときには、植物の性質はもちろん、成長したときにも問題なく使用できる形状やサイズのものを選ぶことが大切です。

たとえば、屋外での栽培や規模の大きな菜園での栽培なら機能性を重視すべきですが、室内で観賞用であれば、部屋の雰囲気にあったライトを選ぶといったデザイン優先でインテリアを意識するのもよいでしょう。

もちろんLEDライト選びは、形状やサイズだけでなく、明るさや色、数、照射時間なども非常に重要になってきます。
ご自身の育てたい植物にもっとも適したライトを選ぶには、まず植物自体の特性を知ることです。
また、それが植物育成の最大の楽しみでもあります。

Q12. 根腐れの対処方法は?

「根腐れ」とは、植物の根が腐った状態のことを言います。
根腐れになると、根の先端部分から徐々に腐っていき、放置すると植物体が株元から腐って枯れていきます。
初期の症状が軽い段階であれば、腐った根を切り離して、新しい土に植え替えることで根腐れの進行を止めることができます。
根腐れが進行してしまった場合は、健全な地上部が残っていれば、挿し木や挿し芽をすることができます。

植物は根で酸素と水を吸い上げますが、根腐れを起こすと酸素が吸えなくなり、窒息状態になって葉や根、株が衰えます。
また、酸素が少ない環境を好む菌も増加し、根腐れを悪化させます。

酸素不足には、他にも水やりの頻度が多すぎたり、土の水はけが悪かったりすることでも起こります。

植物は水を吸い上げられた後にできる土の隙間から酸素を吸収しますが、水やりには酸素を多く含んだ水の供給と、古い空気を押し出して新しい空気を押し込む2つの役割があります。

しかし、水はけの悪い土だと空気の隙間ができません。
これが酸素不足による根腐れを起こす原因です。
また、土が乾燥するほど空気量は増えますが、水やりの頻度が多すぎて土が常に湿っていると根が窒息してしまいます。

根腐れを起こさないためには、まず育てる植物の好む環境を把握しておくことが大切です。
また、多くの観葉植物が生長する春~秋、生長の休止する低温期(冬)に分けて、植物の生育を見ながら灌水をすることも大切です。

植物の生育状況に合わせて、以下の〜Δ亮蟒腓膿△替えをすることで、できるだけ根腐れを起こさないようにします。

〆についた土をほぐしながら落とす
∧竸Г靴榛や腐っている根は切り落とす
根とバランスを合わせて葉や茎を切り揃える
た∧の好む状態の土に植え替える
タ紊笋蠅鮃気─¬世襪て陰で様子を見る
新しい芽が出てきたら、植物の好む環境に鉢を移動する

また、次のような症状が現れたら根腐れの可能性が高いので、気づいたら早めの処置をしましょう。

● 土の乾燥が遅い
● 株がぐらつく
● 株の元気がない
● 根が黒色に変化している
● 葉が黄色、茶色に変化して落葉する
● 茎や幹が柔らかくなっている
● 土から腐敗臭がする
● 表面にコバエが見られ、白いカビが生えている

Q13. 観葉植物は屋外でも育てられるの?

寒暖差が激しい日本では、観葉植物を屋外で育てるのは難しいと思われがちです。
しかし、植物の種類の特性や気をつけるべきポイントさえきちんと把握し、正しく管理すれば元気に育てられます。

この記事では、屋外で観葉植物を育てる際に特に気をつけたい、置き場所や水やり、害虫対策について紹介します。

観葉植物を外で育てるときの注意点

屋外で観葉植物を育てるときにもっとも注意したいのは、「置き場所」、「害虫」、「水やり」の3点です。
特に植木鉢の置き場所や、植える場所を間違ってしまうと、枯れてしまうこともあるので、設置場所は慎重になって選びましょう。

また屋外で管理すると、植物を観察する機会が室内と比べてどうしても減ってしまいます。
せっかくの大切な植物を育成するのですから、できるだけこまめに観察するよう心がけましょう。

|屬場所は陽当りと風通しに注意する

室内で管理をしていた観葉植物を直射日光の強い戸外にいきなり出すと葉焼けが起きてしまいます。
外に出す場合は、慣らしが必要です。また、最初は日陰や木陰に置き、その後数時間程度の日向に置くなどの注意が必要です。
その後、午前中は日の光が当たる場所に、日差しが強くなる午後は日陰になる場所に置きます。
植物は午前中に光合成するので、朝の日差しが当たるような場所に置くのがおすすめです。

日中に直射日光に当たり過ぎてしまうと、葉焼けや水切れを起こしたり、鉢の中が蒸れて根腐れを起こしたりする恐れがあります。
特に夏の西日の当たり過ぎは、観葉植物を弱らせてしまうこともあるので注意しましょう。
特に夏場は、鉢が熱くならないよう日除けや鉢カバーをするなどの対応が有効です。

どうしても直射日光が当たってしまう場合は、すだれを置いて日陰をつくったり、日中は室内に戻したりするなど管理をします。
また、エアコンの室外機の近くや西日の当たり過ぎる場所は、葉が乾燥して虫がつきやすくなるので、注意して管理してください。

植木鉢なら移動ができるので、日当たりを考えながら定期的に移動させればよいでしょう。
地植えにする場合は、植えるときに日の光が常に当たるかどうか確認をして場所を選びましょう。

また植物には風通しの良さも非常に重要になります。
風通しが悪い場所では湿気が溜まりやすく、菌やウイルスや病害虫の被害に遭い、病気になりやすくなります。
屋外の場合は室内ほど風通しが悪くなることは少ないと思いますが、できる限り風通しが良く湿気がない場所を探しておきましょう。
また、強い風が当たる場所は、鉢植えの落下や倒伏により、鉢が割れたり枝が折れたり、鉢土が出てしまって植物体が弱ってしまうことがありますので気をつけましょう。

虫対策をする

葉が乾燥するとハダニやアブラムシがつきやすく、土に腐葉土などの有機物が入っているとコバエやハエが発生しやすくもなります。
鉢土の表面に赤玉土やゼオライトなどの無機物を被せることで虫対策をします。
水分が蒸発しやすい夏や乾燥しやすい冬は葉が乾燥しないように霧吹きをかけます。
また、風が強く吹いているとカイガラムシが葉や茎、幹につくこともあるので、寒冷紗や不織布を被せてもいいでしょう。 

屋外で虫対策をせずに室内に入れてしまうと、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどの虫が部屋で大量発生することもあるので気をつけましょう。

水やりの頻度に注意する
屋外で育成する場合は、どうしても目を離すことが多いので、世話がおろそかになりがちです。
特に水やりは「今日くらい大丈夫かな」と、ついつい面倒になってしまうものです。
だからこそ、屋内以上にこまめに様子を見に行って、世話をする意識が必要になります。

観葉植物は、水やりがうまくできていないと水切れを起こして、乾燥したり、過湿になって根腐れを起こしたりして、枯れてしまうことがあります。
葉や茎がしおれていたら、すぐに水を与えましょう。
そのような症状がなくても、土の表面が乾燥して白っぽくなったときや、植木鉢を持って軽くなったときにも水を与えましょう。
水をたっぷりと与えることで鉢土の空気が入れ替わり、植物の根の呼吸を促します。

特に春から夏の暖かい時期は、観葉植物の生育が旺盛になり水をたくさん必要とします。
植物体、鉢サイズによって異なりますが、外の夏場では毎日でも良い植物があります。
春から秋は、鉢土の表面が乾いたら与えるのが基本です。
植物によって異なりますが、気温が低くなる秋冬は鉢土の表面が乾いて数日後に灌水するのを目安とするとよいでしょう。

ただし、観葉植物の種類や品種によっては、水を吸収する量が違うので、あらかじめ育て方をチェックしておきましょう。

Q14. 多肉植物は室内でどうやって育てるの?

多肉植物を育てるためには、日当たりの良い場所を確保しなければなりません。
でもマンション暮らしなど住宅事情で難しいという方も少なくないかもしれません。
庭やベランダや窓際などで日光がしっかり当たる場所なら問題ありませんが、多肉植物にとって十分な光を室内で確保するのはなかなか難しい場合が多いと思います。

多肉植物は光が足りないと、徒長し、無残な姿になったり、枯れたりします。
光が足りない室内で育成する場合は、植物育成ライトを使うことをおすすめします。
植物育成ライトは、室内で植物を育てるときに太陽光の代わりとして使うライトのことです。
植物育成ライトを使うことで室内など暗い所でも光を補って植物を光合成させ、元気に育てることができます。

この記事では、多肉植物に合った種類や効果、選び方やおすすめの植物育成ライトについて紹介します。

多肉植物を育てるためには、ライトの光であれば何でも良いわけではありません。
植物用ライトの出す光は植物が光合成で必要とする光の波長をカバーしているのが特徴です。

日常的に日光が当たれば問題ありませんが、ライトを使用する場合は、波長が青色(430〜480nmの波長の光)と赤色(600〜750nmの波長の光)の光が必要になります。
植物育成用に販売されていない一般的な照明だと、この波長の光が少なく、十分な明るさで照らしているのにうまく育てられないということが起こり得ます。

多肉植物の場合、特に必要なのは赤色の光とされており、この波長を含む照明を使用することが好ましいとされます。

また植物育成ライトは、必要な光の波長(色)を含むだけでなく、机などで使う電気スタンドと異なり直視できないような強い量の光を供給します。

ライトには「蛍光灯」、「LED」、「メタルハライドランプ」と大きく分けて3種類の照明が存在します。
それぞれの特徴は以下の通りです。

LED 
・電気代が安い
・寿命が長い
・重量が軽い
・光の色の種類が豊富 

蛍光灯 
・長年使用されている実績
・LEDよりも波長の範囲が広い
・種類が豊富
・コストパフォーマンスが高い

メタルハライドランプ 
・光量が強い
・光量の低下を起こしにくい
・日光に最も近い光を放つ

現在は、長寿命で電気代も安く、おしゃれなデザインが豊富なLEDが主流となっています。

植物育成ライトの選び方のコツ

仝量の多いライトを選ぶ
ライト選びの基準ですが、あまり光量の少ないライトだと徒長してしまう恐れがあるため、十分な光量が多いライトを選びましょう。
植物育成ライトの中には、思ったより光が弱かったという声もよく聞かれます。
特に多肉植物の多くは弱い光では徒長してしまいます。そのため、弱すぎるライトは避けたほうがよいでしょう。

ちなみに光量が多く、日光に一番近いのはメタルハライドランプですが、高熱になるため、注意しないと葉焼けを起こすなど加減が難しいというデメリットがあります。

植物は赤色と青色の光があれば成長することができますが、自然界では、緑色光も入っている太陽光を浴びています。
緑色の光の効用性については、まだ詳細が明らかにされていませんが、自然界と比べて極端に偏った光で育てると、本来の姿と異なる姿に成長することもわかっています。

また赤色と青色しか含まれないタイプの植物育成LEDライトは、人にとっては暗く見えることがありますが、これは緑色の光が入っていない分、少し暗く見えるだけですので問題ありません。
あとは好みになりますが、自然な光で多肉植物を育てるためには、緑色の光も含むフルスペクトルのものがよいかもしれません。

∋箸い燭ぢ親植物に合わせる
使いたい多肉植物の種類に合わせて選びます。
多肉植物の中にも、直射日光では育てられない弱い光を求めるものから、コーデックスやエケベリアなど強い光を好むものまで、その種類もさまざまです。

そのため目的の多肉植物に合わせて、照射範囲や光の強さが調整(あるいは選択)しやすいライトを選びます。

使う場所と置き方
使う部屋の環境やライトの置き方について考えます。

日当たりの悪い部屋といっても、窓辺なら多少日が当たる程度なのか、日差しが入る時間がすごく短いのか、まったく窓がなく暗い部屋なのかなど、その環境も多様です。
またライトは吊りたいのか手軽に移動できるアーム式やスタンド式のものがよいか、ライトの本数は何本が良いのかなど育成する多肉植物の種類によっても変わってきます。

また、植物によって異なりますが、タイマー機能を使用して生育期と休眠期をコントロールし、10時間〜14時間程度の日長を常に確保すると良いでしょう。

Q15. 観葉植物の置き場所はどこが良い?

インテリアとして観葉植物を育てている方は多いと思います。
観葉植物を置くと部屋が明るく、おしゃれな雰囲気になります。
自分の部屋の雰囲気や家具・調度品に似合う観葉植物を探すのも楽しみのひとつではないでしょうか。

しかし、観葉植物は生き物です。愛情を注いで育ててあげなければあっという間に元気がなくなったり、枯れてしまったりします。
観葉植物を育てる上で絶対欠かせないのが、「光・水・温度・風」と言われます。

この記事では、特に「光」と「風」の影響を受ける置き場所について解説をします。

観葉植物は、強い日光を好むもの、弱い日光で十分生育するもの、強い日光を好まないものなどその種類や特性もさまざまです。

もし置き場所が決まっていたり、限定されていたりする場合、置き場所の環境に応じた観葉植物を選ぶとうまく育てられます。
逆に、ただ単におしゃれだからという理由だけで選んで配置すると、育ちに悪影響が出たり、枯らしてしまったりする恐れもあります。

また観葉植物は、置き場所(環境)をあまり頻繁に変えてもストレスを感じて弱ってしまうことがあります。
できるだけ、育成する観葉植物の特性に合わせた環境に置いて頻繁に変更しないことをおすすめします。

光〜観葉植物の特性に合わせる

以下、大きく「日光を好む観葉植物」、「明るい日陰を好む観葉植物」、「日陰でも育てやすい観葉植物」の3パターンに分けて紹介します。

■日光を好む観葉植物
・ハートカズラ
・多肉植物
・ワイヤープランツ
・サンスベリア
・ストレリチア・オーガスタ
・クワズイモ など

これらの日光を好む観葉植物は、リビングの窓際などの日光がたくさん当たる場所に置いてあげましょう。

■明るい日陰を好む観葉植物
・シュガーバイン
・アイビー
・ガジュマル
・ユッカ
・ベンジャミン
・パキラ など

これらの観葉植物は、レースカーテン越しに日光が届く場所で育ててあげましょう。 窓際から少し離れた風通しの良い場所がベストです。

■日陰でも育てやすい観葉植物
・ポトス
・テーブルヤシ
・オリヅルラン
・モンステラ
・シンゴニウム など
・アグラオネマ
・ヒメカズラ
・アスプレニウム
・ケンチャヤシ
・ゴムノキ
・シュロチク

耐陰性があり、暗い場所でも育つ観葉植物は、丈夫なので初心者にも育てやすい種類です。
玄関や廊下などの日が当たりにくい場所や、白熱灯の暗めの部屋でも育ちます。
ときどき窓際で日光を浴びさせてあげるとより生長しやすくなります。

風〜観葉植物を置くのがNGな場所

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観葉植物を飾るときは、エアコンが当たらない場所に置くようにしましょう。
観葉植物には乾燥に弱いものが多く、エアコンの風が直接当たる場所に置くと葉が枯れる原因になります。
もし葉が枯れなかったとしても、エアコンの風によって葉が強く揺れると弱りやすくなってしまいます。

換気の悪い部屋
閉め切った部屋や空気の流れが悪い場所に置くのもNGです。
空気の流れが悪い場所では、観葉植物が呼吸しにくくなり、生育が悪くなってしまうのです。

ちなみに、日光を好む観葉植物でも、直射日光を当てるのは避けたほうがよいでしょう。
強い直射日光を当てると、葉が日焼け(葉焼け)を起こして生育がうまくいかなくなったり、枯れてしまったりすることがあります。
日光を当てる場合は、窓ガラスやレースカーテン越しに当てて日差しを柔らかくしてあげることを心掛けましょう。

Q16. 植物育成はいくらかかるの?

観葉植物の栽培を始める際に、まず気になるのはどのくらい費用がかかるかではないでしょうか。
観葉植物の購入費は数百円の安価なものから、100万円以上する高級種まで多種多様ですが、一般的なボリュームゾーンは数千円〜数万円と考えてよいでしょう。

もちろん、多くの予算をかければいいというものではありません。
観葉植物愛好家の間では「お金はかけず時間をかける」という格言が浸透しています。
大切なのはお金をかけることではなく、たっぷり愛情と時間をかけて育てることですね。

タダで育てられる観葉植物

実はほとんどお金をかけずに育てる方法もあります。
わざわざ観葉植物を購入しなくても、普段食べている果物の種子を再利用しても観葉植物として立派に育てられます。
代表的なものにアボカドやマンゴーがあります。

マンゴーには多胚性と単胚性があり、親と同じ果実を得たければ、多胚性の品種から種子を採り、勢いのよい芽を選抜して鉢植えで育てるとよいでしょう。

3月~10月は生育が盛んなので、鉢植えは土の表面が乾いたら水を与え、それ以外は土が乾いた2~3日後に水やりをして乾燥気味に管理します。

アボカドは種子をまくと親とは異なる性質の子株が育ちます。
植え付けに適するのは暖かくなってくる5月〜6月頃です。種子は乾燥にも弱いので、食べたらなるべく早めに土に播きます。 

アボカドは種子から水耕栽培で育てることもできますが、マンゴー同様に鉢植えで発芽をさせることをおすすめします。
鉢の底に軽石を敷いてその上に培養土を入れて、種が尖っているほうを上向きにして植えます。

数千円で部屋をおしゃれに飾る定番

予算が数千円もあれば、部屋をおしゃれに飾れるさまざまな観葉植物が入手できます。
ここでは、数千円で買える頑丈で初心者が育てるのにも安心な観葉植物をご紹介します。

【ポトス】(2,000〜3,000円)
つるに合わせて次々と葉が生える姿が愛らしく、観賞効果の高い植物として知られています。
ポトスは這うようにして育つ性質があるので、天井から吊るしてグリーンのシャワーのようにしたり、壁や支柱に合わせてグリーンのカーテンを作ったりと、自分好みのスタイルで飾れます。
自分の部屋をさまざまなバリエーションでおしゃれに飾りたいと考えている方にぴったりです。

【モンステラ】 (4,000〜5,000円)
ポトスと並んで人気のつる植物です。
切れ込みの入った葉が印象的なモンステラは、観葉植物全般の中でも屈指の知名度を誇る植物です。
カフェなどで見かけたことのある方も多いかと思います。
高温や多湿に強いのが特徴で、成長すると徐々に乾燥にも強くなり、耐陰性も出てきて、とても元気に育ちます。
成長も早く、大切に育てていると最大2mほどにまで成長するものもあります。 

【クワズイモ】 (2,000〜3,000円)
クワズイモは素早く成長することから「出世芋」と呼ばれ、「仲直り」、「復縁」といった花言葉も持ちます。
樹形がユニークで、土の表面からいかにも芋らしい膨らみが顔を出します。
成長すると葉も大きくなり、最大で60cmほどのサイズになります。
やや低温に弱いので、冬季は乾燥気味に育てるか加温できる室内に置くことをおすすめします。

【ガジュマル】   (3,000〜5,000円)
ガジュマルは沖縄で多く繁殖する人気の観葉植物です。沖縄ではキジムナーという名の精霊が宿る木として愛されており、神秘的な雰囲気を持ちます。
キジムナーは仲良くなった人の運気を上げてくれる精霊とされているので、贈り物にしても喜ばれるでしょう。
初めての方でも枯らしてしまう心配も少ない丈夫な観葉植物です。

【エバーフレッシュ】  (4,000〜10,000円)
エバーフレッシュはボリビアやブラジルに生育する「ネムノキ」の別名でも知られる観葉植物です。
適切な環境が揃えば30m(!)を超えるほどの大木に成長する生命力が強い品種です。
エバーフレッシュの魅力は、なんといっても無数に並ぶ小さな葉にあります。
涼し気で美しいだけでなく、夜になって暗くなると折り重なるようにして葉を閉じます。
寄り添って一緒に眠ってくれるような特性が人気の秘密かもしれません。

高級観葉植物の象徴

【ハオルチア】 (数百〜数十万円)
ハオルチアは安いもので数百円から、高いものだとオークションで100万円という高額で取引される品種もある、世界的に人気の多肉植物です。
春秋型の多肉植物で中級者向けですが、室内でしっかり管理すれば問題ありません。
手のひらに収まるくらいのコンパクトなサイズ感のものがほとんど。
アロエのようなゼリー状の葉っぱをロゼット状に広げる多肉植物で、「窓」と呼ばれる透き通った葉面が大きな特徴です。
その姿はまるで「生きた宝石」。
窓の大きなオブツーサやレース系といった種類は光の少ない環境にも強く、室内で簡も管理できるのが魅力のひとつです。
ほとんどが南アフリカの草原の草陰や岩陰に隠れながら生きています。他の多肉植物よりも光の少ない環境で管理できるのもポイントです。

Q17. 観葉植物で癒やされるって本当?

コロナ禍でテレワークが進み、自宅にいる時間が増えたという方も多いかと思います。
第一園芸株式会社が2021年9月に行った「コロナ禍における観葉植物に関するアンケート調査」によると、約7割の人が植物の購入意欲があると答え、約3割がコロナ禍で実際に観葉植物を育て始めているという結果が出ました。

また、始めようと思った理由でもっとも多かったのは「癒しを求めて」で、続いて「リラックス効果」を感じている人が2割いました。

果たして観葉植物は本当に「癒やし」や「リラックス」効果をもたらしてくれるのでしょうか。

このトピックでは、観葉植物が私たちを癒やしてくれると言われる3つの理由について紹介します。

〔しとリラックス効果

最近ではオフィスでも多くの企業のオフィスでも見かける観葉植物。
仕事で疲れた身と心が癒やされるという方も多いのではないでしょうか。

よく森林浴をすると「癒やされたり、リラックスできる」と言われますが、そんな気分を体験をした人も多いかもしれません。
実は森林は「フィトンチッド」と呼ばれる揮発成分を放出しており、これが自律神経を整えたり、精神をリラックスさせたりする効果があると言われています。

実はフィトンチッドは森林の樹木が生き残るために、周囲の雑草の生育を阻む役割を果たしているのです。
種類によっては葉を枯らしたり、幹を痛める菌までも殺したりする力を持つものもあるそうです。

ちなみにフィトンチッドという名は、ロシア語で植物(フィトン)が他の生物を殺す能力を有する(チッド)という意味持 つように、植物が周囲の雑草や虫、菌から身を守るために放出されるものなので、殺菌力や消臭効果もあるのです。

農林水産省のホームページには、「フィトンチッドから除草剤や虫よけ、殺虫剤などをつくったり、抗生物質(こうせいぶっしつ)など人間の病気の治療や健康に役立てています。
森林浴では、フィトンチッドの正体のテルペンによって気を静める働きもあります。」と説明されています。
https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0102/05.html

また、フィトンチッドジャパン株式会社(https://www.phytoncide.co.jp/about.php)によると、欧州諸国では、昔から「緊張」、「うつ」、「活力の回復」などの現代病を緩和する有効な成分として注目されてきたそうです。
医療先進国であるドイツでは、森林浴が医療行為として認められており、健康保険が適用されるほどです。

森林浴のセラピー効果について研究する特定非営利活動法人の森林セラピーソサエティー(https://www.fo-society.jp/therapy/expe.html)によると、都市部と森林部で生理・心理・物理実験を行った結果、次のようなことがわかったそうです。

・ストレスホルモンが減少する
・副交感神経活動が高まり、交感神経活動が抑制される
・収縮期・拡張期血圧、脈拍数が低下する
・心理的に緊張が緩和し活気が増す
・NK活性が高まり免疫能が上がる
・抗がんタンパク質が増加する

これらの結果がフィトンチッドが大きく関与していることを考えれば、私たちが観葉植物に「癒やし」や「リラックス」を求めるのは、ごく自然なことではないでしょうか。

空気を清浄する

観葉植物はシックハウス症候群の元となるホルアルデヒドやトルエンなどの有害物質を吸収してくれます。 

NASA(https://en.wikipedia.org/wiki/NASA_Clean_Air_Study)は、ALCA(造園建設業協会)との共同実験で、屋内の観葉植物が空気中のベンゼン、ホルムアルデヒド、トリクロロエチレン、キシレン、トルエン、アンモニアなどの有害物質を自然に除去し、シックハウス症候群の抑制に一定の効果をもたらすことが判明したとレポートしています。

NASAの研究者が推奨する効率的な空気清浄法は、1つの植物あたり最低100平方フィートの屋内環境が改善されるとのことです。 

中でも強力に空気をキレイにしてくれる品種として知られるのが、シュッと伸びたスタイリッシュな葉が印象的なサンセベリアです。
観葉植物です。その雄々しい葉の姿から「トラノオ」の別名でも愛されています。

室内で育てれば、おしゃれなインテリアとしても、天然の空気清浄機としても活躍してくれるでしょう。

2端掌果がある

植物には根から水を吸って葉の気孔から水分を放出する蒸散作用があり、それが加湿の効果を生みます。
加湿効果の程度は観葉植物の種類によって異なります。
もし加湿効果を望むのであれば、蒸散作用の強いカポックや気孔の多い大きな葉のストレリチアなどがおすすめです。
また、鉢土の水分の蒸発によって、室内の加湿効果が得られます。

以上、私たちが観葉植物に癒やされる理由を紹介しましたが、たとえこれらの理由がなくても植物がそばにあるだけで、私たちは感覚的に気分が落ち着き、癒やされることから、昔から身近に植物を置いていたのかもしれません。

Q18. 狭い部屋におすすめの植物は?

おしゃれなインテリアのアイテムとして、観葉植物を育てようと思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、マンションなどの狭い部屋では自由にスペースが確保できずに悩むことが多いかもしれません。
そんなお部屋でも、ミニ観葉植物なら、スペースをあまり気にせずに育成できます。

ミニ観葉植物はだいたい3〜5号(鉢の直径が9〜15cm)の植物を指します。
持ち運びも簡単なので、日当たりの良い場所に移動して日光浴させるのも楽ですし、剪定や植え替えの手間も、負担が軽く育てやすいというメリットもあります。

また、ミニ観葉植物は育てやすいのはもちろん、飾り方のバリエーションが楽しめるのも魅力です。

このトピックでは、そんな狭い部屋でも楽しめるミニ観葉植物の飾り方のポイントを紹介します。

狭い部屋でも楽しめる観葉植物

.妊好やテーブルに

特に小さな鉢なら、テーブルや棚、テレビ台などに置いてもおしゃれですね。
葉の形状や高低差のバリエーションを上手に組み合わせることで、さまざまなインテリアが楽しめます。

また、ミニ観葉植物はスタンドを工夫することでも、目立つアクセントになります。
スタンドを使うとおよそ2号サイズ分、アップした感じになるので、2号サイズなら4号サイズのような見た目になります。 

育てたい観葉植物が決まったら、まずは置き場所を決めます。
長い期間大切に育てていくために、狭い部屋では生活の邪魔にならないことも結構重要になってきます。

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ミニ観葉植物を置くデスクやテーブルもないという方は、ミニ観葉植物なら重さもあまりないので、天井に吊るしたり壁掛けにしたりしてもよいでしょう。
狭い部屋でもスペースも有効に使えて、おしゃれに取り入れることができます。
天井や壁などの高い位置にグリーンがあると、室内に奥行き感が感じられ、おしゃれなカフェ感がいっそう演出できます。

ミニ観葉植物を壁にかける方法としては、フレームや流木に植物を埋め込む、ハンギングバスケットに植物を植える、壁掛け用の鉢を活用するなどの方法があります。

色合いや素材はもちろん、個性的なデザインの鉢が豊富にあるので、自分の好みでいろいろバリエーションを考えるのも楽しいこと間違いありません。

最近はプランターハンガーの種類も豊富で、園芸用品店や通販で探してみるとよいでしょう。
手が届く高さであればエアプランツを吊るすのもおすすめです。
軽やかで見た目も重くなりすぎないので、さりげなく部屋を彩ることができます。

また、ハーブ類やサボテンなど小さな鉢植えはワイヤーや紐で鉢を吊るす方法もあります。
百均ショップでも購入できるワイヤーネットに鉢を固定することもできます。
ただし、水をたくさん与えなくてはいけない植物の場合は、土の汚れが壁についてしまう可能性があるので、比較的水やりが少ない植物のほうが適しています。

Q19.日当たりが悪い部屋でも育てやすい植物はある?

部屋の日当たりが悪いのを理由に、観葉植物を育てるのをためらっている方も多いかもしれません。
もちろん、植物は光がなければ育つことはできません。
しかし、中には多少日当たりが悪くても元気に育つ観葉植物があります。

観葉植物には日当りのよい場所でよく生育し、弱光下では成長が阻害される陽性植物と、強い太陽光がなくても植物育成ライトで十分に育つことができる陰性植物の2種類のタイプがあります。
また、陽性植物でも弱い光で生育する「耐陰性」の高い植物が観葉植物として利用されています。

一方、陰性植物といっても光がまったく入らない暗闇で育つことはできません。
ある程度日に当てたり、ライトを使ったりしなければ枯れてしまいます。
陰性植物は「耐陰性がある」と言われますが、あくまでも照度が落ちてもある程度耐えられるという意味で、耐陰性の強さは植物の種類によっても変わります。

このトピックでは、日当たりの悪い部屋で観葉植物を育てるポイントを紹介します。

耐陰性の高い熱帯雨林の植物

観葉植物は、見た目では耐陰性があるかどうかはわかりません。
その植物の自生地が、どのような環境なのかで判断することが重要です。

たとえば、砂漠地帯で自生しているような観葉植物は基本的に日光が大好きな種類が多く、熱帯雨林を自生地とする観葉植物の多くは、樹木の陰で生育するような種類が多いことから日陰を好む傾向があります。

販売されている観葉植物には、耐陰性があるものが多いですが、特にテーブルヤシ、モンステラ、アグラオネマ、ガジュマルといった、熱帯雨林などの日陰や半日陰のような環境に分布している観葉植物は耐陰性が高いとされています。

ただし、陰性植物は枯れなくても徒長する場合があります。
日当たりの悪い部屋で観葉植物を徒長させないためには、週に2〜3回程度外に出して明るい日陰に置くとよいでしょう。 

陰性植物に必要な明るさ

ただ「日陰」といっても、屋外の日陰と室内の日陰でまったく違うように、光量によってさまざまです。
観葉植物を置く前に、自分の部屋はどの程度の光量があるのか把握しておくとよいでしょう。
また、植物育成ライトを購入する際には、日陰の程度によって、置く場所やライトの明るさ、本数も変わってきますので、まずはチェックしておきましょう。
興味のある方は光量測定器を使ってみてもいいでしょう(数千円で買えます)。

観葉植物が生育を続けるためには、最低でも1,000〜3,000ルクスの光量が必要です。
ルクスとは、光の明るさを表す単位のことをいいます。
「耐える」、「枯れない」という意味でいえば、陰性植物は400〜700ルクス程度の日陰にも置ける種類があります。

たとえば400〜700ルクスというのは、蛍光灯照明のオフィスのデスクや百貨店の店内売場くらいの明るさです。
ちなみに晴天時の南向きの室内で3,000〜5,000ルクス、室内に入るガラス越しの陽光で30,000〜50,000ルクスくらいとなります。

観葉植物を置く場所に日が入らない暗さであれば、まずは400〜700ルクス程度の「日陰」に耐えられる種類を探すとよいでしょう。
もし部屋の灯りだけでは不安という方は、植物育成ライトを上手に使えば、暗い場所でも枯らさずに元気に育てることができます。 

また、バスルームやトイレ、また小さな窓しかないキッチンの窓辺など400〜700ルクス以下の暗い場所に観葉植物を長期間置くと、いずれ枯れてしまいますので、植物育成ライトを使わない限り、基本的に観葉植物を育てるには適していない環境と考えてください。

耐陰性の高い植物は管理が簡単なものが多いので、初心者でも安心して育てられます。
光のあまり入らない暗い場所だからこそ、リラックスできる明るい雰囲気の空間をつくるのも観葉植物を育てる大きな楽しみ方のひとつと言えるでしょう。

Q20.観葉植物はライトだけで育てられるの?

観葉植物の成長には、太陽の光、水、適度な温度と二酸化炭素が必要ですが、光に関しては人工のライトでも育てることはできます。
種類によっては強い日光をいっぱい浴びたほうが良く育つ植物もあれば、比較的日陰を好む植物もあります。

いずれにしても、植物に元気に成長してもらうためには、上手にライトを使う必要があります。

以下、観葉植物を育てるライトの上手な使い方について説明します。

仝のタイプを選ぶ

太陽光には可視光線や不可視光線など、さまざまな色や波長が含まれています。
可視光線は波長の長い赤から短い紫まで7色あります。

植物の成長に必要な光は、主に可視光線のうちの赤色と青色です。
植物によって異なりますが、おおざっぱな傾向として、赤色には光合成を促す作用があり、青色には葉や実を大きくする作用があります。

そのため、ライトで観葉植物を育てる場合も、赤色や青色が含まれた光を当てることで、太陽光と同じように光合成を行って成長できるのです。

植物を育てるには赤色と青色の波長域の含んだ光線が欠かせませんが、ほんどの植物育成ライトには赤と青が含まれています。
一般的には赤色や青色の波長を増幅した白に見えるライトが、植物らしいグリーンが映えるもっともポピュラーなタイプと言えます。

置き場所や角度を意識する

ライトには照射する適切な範囲や距離があるため、植物とライトの位置には配慮が必要です。
一部分にしか光が当たらなければ生育にムラが出てしまい、光が当たっていない部分は光合成ができず弱ってしまいます。
植物全体に均等に光が当たるよう意識してライトを照射する必要があります。

植物全体にまんべんなく光を当てたい場合は、照射範囲が広い吊り下げ式や、植物の上に設置するレールタイプがおすすめです。
小さな植物でそんなに広範囲に当てる必要がなければ、クリップ式やスタンド式がコンパクトで便利です。
ただし、植物との距離が近すぎたり遠すぎたりしないように注意しましょう。

ライトの角度や距離がうまく調整できない場合は、光の加減を調節できる拡散タイプのリフレクターもあるので、ライトと併せて育てたい植物に適したアクセサリーも探してみるとよいでしょう。

12時間ほど照射する

日光なら植物に必要な光は6時間程度でも大丈夫ですが、ライトの場合は12時間ほど照射する必要があります。
日光より長い時間光を当てる必要がありますが、光をたくさん当てようとするあまり、光源からの距離が近すぎたりすると葉焼けする恐れがあるので注意しましょう。

ライトを当てる時間を毎日測るのは大変だという方は、照射時間を調節できるタイマーもあります。
ライトを使わない時間には電流を流さないプラグも販売されています。

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植物を育てるのに必要なライトの光量(明るさ)は、その種類や植物との距離によって異なってくるものの、基本的には最低1,000〜1,500ルクスは必要とされています。

またライトを選ぶ際には光量だけでなく、一緒に植物が感じる光の度合いであるPPFD(光合成光量子束密度)を参考にするのもいいでしょう。
PPFDは、植物が光合成に利用する波長の光を、一定時間内、一定面積内に受ける光の粒(光子)の量として表しています。

たとえば、晴天の日の太陽の直射日光のPPFDは約2000μmol/m2・s、曇りの日のPPFDはおよそ50 〜100μmol/m2・sです。

一般的な観葉植物の場合は、最低10μmol/m2・s以上500μmol/m2・s程度のPPFDが必要とされています。
なおPPFD値は、植物育成ライトのような人工光源の場合は植物との距離によって変動します。

タ∧育成ライトがあれば日光に当てなくても平気?

植物育成ライトがあれば、日光に当てなくても基本的には植物は育ちます。
部屋の日当たりが悪く植物を健康に育てられるか不安な方も、植物育成ライトを上手に使えば安心して植物を育てることができます。

また、室内で育てる場合、換気を怠ると空気がこもってしまうことがあります。
植物は呼吸をしているため、意識してまめに換気をして風通しをよくしておきましょう。
また、葉水(はみず)という葉の表面に溜まったほこりや汚れはシャワーなどで洗い流してやることによって、光合成が促進されます。

Q21.水をやり過ぎたときの対処方法は?

植物を大切に育てようとするあまり、水をやり過ぎてしまうことはよくあります。
特に鉢植えの場合は、根の周りの水が排水されず、鉢内に水を溜めてしまうことが多々あります。
そうすると根が水浸しになり枯れてしまいます。それでも根を乾かすことで、水をやり過ぎた植物を救える場合もあります。

この記事ではそんな水をやり過ぎたときの対処方法を紹介します。

1. 根を乾かす

植物に水をやり過ぎたと思ったら、しばらく水やりを控えます。
根や土が乾くまで数日かかる場合もあるため、水やりの間隔が多少空いても心配はありません。

2. 日陰に移し、株上部の葉を保護する

植物に水をやり過ぎると、株の上部へ水が行き渡らなくなります。
日光に当たっていると、株の先端が乾燥しやすくなるため、鉢が日当たりの良い場所にある場合は、日陰に移して株を守ります。
株の状態が安定したら、鉢を日向に戻します。

3. 鉢の中に空気を入れる

手や小さなシャベルで鉢の側面を軽く叩きます。違う場所を数回叩き、根と土を緩めると、鉢の中に空気が入り込み、根の乾燥を助けます。

4. 株を鉢から取り出す

株を鉢から取り出すと、根が早く乾燥し、より水はけの良い土に植え替えることもできます。
片方の手で株の根元を掴み、株をゆっくりと逆さにすると株を鉢から簡単に取り出せます。

5. 古い土を入れ替える

水のやり過ぎで土にカビや緑色のコケが生えていたら廃棄します。土をそのまま使うと、植物にもカビやコケが移ってしまいます。
また、土が腐敗臭を放っていたら、根が腐っている可能性があるため、同様に廃棄しましょう。

6. 腐敗した根をできる限り取り除く

茶色や黒色に変色して腐敗臭がする根はハサミで切って取り除きます。
腐敗した根を取り除かないと腐敗がさらに進み、株は枯れてしまいます。
ほとんどの根が腐っているようであれば、救えないかもしれませんが、土をすべて落とし傷んだ根を根元まで切り戻し、植え替えて様子を見てもよいでしょう。

7. 枯れた葉や茎を切り戻す

茶色く変色したり、枯れたりした葉や茎をハサミで切り戻します。
株の上部から剪定を始め、株全体の大きさが根鉢の倍以上にならないように茎や葉を切り取ります。
たくさんの根を切り取った場合は、健康な葉も何枚か切り取る必要があります。

8. 排水しやすい鉢に株を植え替える

余分な水が排水されるように、底に小さな水抜き穴がある鉢に株を入れ替えます。
余分な水が排水されるように、底に小さな水抜き穴がある鉢に株を入れ替えます。
鉢に受け皿がない場合は、受け皿も購入します。
受け皿が鉢から排水された水を受け、鉢の下の台が汚れるのを防ぎます。

9. 鉢底石やマルチ材を敷き、水はけを良くする

鉢底石やマルチ材を使うと水のやり過ぎを防げます。
鉢底石やマルチ材を敷くことで水が素早く排出され、根が水浸しになることがありません。
鉢底石やマルチ材は鉢底に3〜5cmの厚さで入れます。
マルチ材は押し固めずにゆるく敷くのがポイントです。

10. 株の周りに新しい培養土を入れる

腐敗したりコケが生えたりした土を取り除いた場合は、新たに培養土を加える必要があります。
まず、根の周りに新しい培養土を入れます。次に株の根元まで土を入れ、土の表面を軽く押し固めて株を安定させます。
株の周りの土を押し固めた後に少量の土を加え、土から根が出ないようにします。

Q22.プレゼントに観葉植物を選ぶなら?

観葉植物は大切な友人や家族、職場の同僚へのプレゼントとしても人気があります。
インテリアを彩り、長い時間をかけて楽しむことができるのが大きな魅力です。

プレゼントとしてはスペースに配慮したサイズのものを選ぶのが基本。
あまり大きな観葉植物を贈っても相手が置き場所に困り、逆に迷惑をかけてしまいます。
邪魔にならない手頃なサイズを前提に、植物の種類ごとに花言葉や風水に注目してみるのも良いでしょう。

★サボテン

サボテンは贈り物に最適なプチ観葉植物としてとても人気です。
トゲだらけの見た目とは裏腹に、何とも可愛らしい花のギャップが魅力のサボテン。
砂漠や乾燥した高地などの過酷な環境下で育つサボテンは、生命力が強く、育てるのに手間ひまがかからないのも人気の理由です。

サボテンには種類によってそれぞれの花言葉がありますが、サボテン全般を表す花言葉に、「燃える心」「偉大」「枯れない愛」「温かい心」などがあります。

「燃える心」「偉大」という花言葉は、サボテンが燃えるような暑い環境でも大きく成長し、鮮やかな花をつけることに由来しています。
「枯れない愛」という花言葉は、サボテンが過酷な環境下でも枯れずに生育することに由来しています。
「枯れない愛」から派生して、サボテンには「温かい心」という花言葉も託されています。

★コーヒーの木

コーヒーの木は、インテリアにこだわっている女性にもおすすめできるおしゃれな観葉植物です。
小さな鉢に入って売られているので贈る側にも受け取る側にも手軽なプレゼントと言えるでしょう。

花言葉は「一緒に休みましょう」。
風水では「金運」「仕事運」「健康運」を引き寄せる効果があるとされています。
鮮やかな緑色の葉は、現代人の忙しい日々を癒やしてくれることでしょう。
部屋に一本あるだけで、素敵なムードの空間を演出できます。
世話も簡単なので、一人暮らしの方にも喜ばれるに違いありません。

★ゴムの木

ゴムの木は、インドやミャンマーが原産地の高温多湿を好む観葉植物です。
インテリアとしても人気の高い観葉植物です。
葉の色のコントラストと、特徴的に曲がった幹がインテリアとマッチしやすく、オシャレな雰囲気を演出してくれます。

花言葉は「永久の幸せ」。丈夫で強い生命力を持っていることからついた花言葉だそうです。
風水的には「陽の気」を持っているとされており、明るい未来へ導いてくれると言われています。

多少の悪条件であっても生育できる強さもあるため、仕事で忙しい人が置いても枯らす心配は少ないでしょう。

★モンステラ

モンステラはおしゃれで個性的な葉の形状が人気の観葉植物です。
雑誌のインテリア特集などでもよく見かけるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
とても育てやすいので初心者の方でも安心して育てることができます。

花言葉は、「うれしい便り」「壮大な計画」「深い関係」。
風水的にが「明るい未来」を象徴する効果があることから、新たな門出となるお祝いのプレゼントに人気です。

★バキラ

葉色がとても美しく、幹も編みこんでいるのでおしゃれなインテリアとして女性に人気です。
手を広げたような5枚の葉が特徴で、剪定に強く樹勢もたくましいので容易に新芽を出してくれます。害虫が少なく、どこでも気軽に置けます。
成長が早く、手間がかからず育てやすいため、初心者から上級者の方まで幅広く親しまれています。

バキラの花言葉は、「快活」「勝利」「運を導く」。
風水では、下に向かって葉を生やすので悪い気を静めてくれる効果があるとされています。

★四葉のクローバー

四葉のクローバー は誰もが知る「幸せ」の象徴的存在。
子どもの頃に「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる」と聞いて、一度は探した経験があるのではないでしょうか。
贈り物なら小さなポットに入ったクローバーがおすすめです。
いつも四つ葉を眺めていたい方にはすべてが四つ葉のオキザリスを選ぶとよいでしょう。
あえて四つ葉の少ないタイプを選んで、三つ葉の中に隠れた四葉を見つけてもらうのもいいかもしれませんね。

★ラブラブハート

ラブラブハートというストレートな名前に、贈る側はちょっと照れてしまうかもしれませんが、女性には喜ばれることは間違いありません。
学名はホヤ・カーリーという多肉植物で、ハートホヤなどといった別名もあります。

花言葉は、「恋が成就する」「幸福を告げる」。キュートなハート型をした花のまさに見た目通りの花言葉です。
サイズもコンパクトなので、置く場所を選ばず飾るのが楽しくなる観葉植物です。

★ドラセナ

「幸福の木」という名でも知られるドラセナは、濃いグリーンの葉に明るいグリーンとイエローの縦縞が入る美しい葉姿が特徴です。

稀にですが白い花が咲くこともあります。花言葉は「幸せな恋」「隠しきれない幸せ」。
風水的には「幸福」「金運アップ」効果があるとされ、開業祝いや結婚祝いのプレゼントとしてもおすすめです。

★ゴールドクレスト

淡緑色や淡黄色、ライムイエローなどのやさしい色で、花の形はまるで星のようです。
花言葉は「不変」「真っ直ぐに生きる」。上に向かって成長していくことからこの花言葉が付けられました。
風水では屋外の北側や南西の方向に飾ると「子宝運アップ」や「魔よけ」効果もあるそうです。

葉はサンショウやオレンジのような香りが漂い、その香りにはリラックス効果や消臭効果や抗菌・防虫効果があるとされています。

★長寿草(オモト)

「万年青」という名でも知られ、丈夫で長く楽しめる長寿の観葉植物として人気です。
古来、家に万年青を置くと災難を防ぎ、万年も家が繁栄を続けると言われています。
そこから「長寿」「長命」「永遠の繁栄」といった花言葉が生まれました。
邪気を払ったり新たな門出を祝ったりする開運の植物としても知られています。

★ジェリコのバラ

「バラ」という名が付いていますが、実際はバラではなく、メキシコや中米の峡谷の岩場に自生している羊歯植物です。
乾燥すると茶色く枯れてしまったように見えますが、水分を吸うと何度でも蘇って、青々とした葉を広げることから、「復活草」とも呼ばれています。
縁起の良い植物とされているため、プレゼントにもぴったりです。完全に乾燥した状態では100年生きるとも言われます。

★サンスベリア

剣のような葉の形が特徴です。マイナスイオンを多く発生させる観葉植物として知られ、艶のある葉の表面はすべすべしていて心地よい触り心地です。

和名に「長い年月や時間」を意味する「千歳蘭」という名があります。
千歳にちなんでサンスベリアには「永久」「不滅」という花言葉が付いています。
風水では「邪気」を追い払うとされています。
縁起が良い花言葉とされており、その意味から引っ越しや開店祝い、結婚や長寿のお祝いなどの贈り物としてもよく利用されます。

★エバーフレッシュ

小さな葉がいくつも連なる姿が特徴で、涼し気で洗練された美しさを醸し出します。
そしてエバーフレッシュの最大の特徴はなんといっても睡眠運動。日中には広げていた葉が、夜眠るように閉じる習性を持っています。

花言葉は「歓喜」と「胸のときめき」。
この花言葉は、「いつも不機嫌な父親がエバーフレッシュの入ったお酒を飲むと、たちどころに機嫌が良くなった」という古代中国のエピソードが由来となっています。
このエピソードから、夫婦円満の象徴=「胸のときめき」という花言葉の由来になったと言われます。

風水的には「恋愛運アップ」「出会い運アップ」。風水では一般的に繊細に風に揺れる植物は、良縁をもたらすとされているそうです。
古来、小さな葉が涼しげに揺れる姿に良縁の兆しを感じた人が多かったのかもしれませんね。

Q23.上手な水やりのポイントは?

観葉植物は、ただ水を定期的にやるだけで元気に育つというわけではありません。
一見、誰でも簡単にできそうな水やりですが、実は観葉植物を育てる上では、光と同じに重要でとても奥が深い作業です。
水やりは植物の種類によっても変わってくるため、プロの園芸家でも難しく、最適な水やりには長年の経験が必要だとも言われています。

水を与えるタイミングや頻度、さらには時間帯などを細かく設定していくことが上手な水やりの基本です。
観葉植物は丁寧な水やりをすることで初めて、枯れずにすくすくと成長してくれることでしょう。

この記事では、水やりのタイミングの確認方法をはじめ、目安となる頻度や与える時間帯、与える量など、上手な水やり方法について紹介します。

【観葉植物の上手な水やりとは】

水やりのタイミングや与える量は、季節や天気、気温や湿度、さらには鉢のサイズや植物の種類によっても異なります。
条件・状況に応じて臨機応変に水を与えられるようになれば、植物は枯れずにのびのびと成長するでしょう。

枯れにくく、葉や花を長く楽しむために、以下の4つのポイントを抑えておきましょう。

1. タイミングの確認方法
2. 目安となる頻度
3. 与える時間帯
4. 与える量

植物は乾燥で枯れるよりも、むしろ過湿な状態による根腐れで枯れることが意外に多いもの。
特に初心者の方は、土が乾燥と水のやり過ぎのメリハリに注意したいです。 

1. タイミングの確認方法

観葉植物の水やりには、適切なタイミングがあります。
植物が水を必要としているときにたっぷりと与えることができれば、植物は瑞々しい状態を保ちます。
適切なタイミングを見つけるために、以下の4つの確認方法を把握しておきましょう。

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観葉植物は体内の水分が足りなくなると、葉・茎・幹にさまざまな変化が現れます。
葉・茎は地面に垂れてぐったりとし、幹は樹皮にしわが寄り芯が細く見えます。
1週間も同じ状態が続けば枯れる恐れがあるので、気づいたらすぐに水をたっぷりと与えましょう。

かなり悪い状態になる前に、普段との違いに気づくことも大切です。
たとえば、葉が普段よりも下に垂れていたり、先端が茶色く変色したりした状態は、水分が足りない兆候です。
葉全体が黄色く変色し始めたら、根腐れを起こしている可能性もあるので、株を土から出して、根の状態を確認しましょう。

土の色で湿り気具合をチェック

鉢の土の色が薄い茶色か濃い茶色かどうかチェックしましょう。
薄い茶色の場合は、土の表面の水分が乾いている状態で、濃い茶色の場合は湿っている状態です。
見た目で判断しづらいときは、土の中に指を入れて湿り気具合を確認し、水が必要かどうかを判断します。
土がつかない場合は水が足りない状態なのでたっぷりと水を与えます。

Hの重さを測る

鉢の重さは水分の含有量で大きく変わります。
あらかじめ水やりをした適切な状態の鉢を持って重さを体感で覚えておき(できれば測量)、乾いた鉢の重さとの差で判断します。
鉢が軽くなったら土が乾いているサインなので水やりをします。

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土の状態は、指や重さ以外にも、割り箸や綿棒、水分チェッカーなどを使ってチェックすることもできます。
割り箸を使う場合は、根を押しつぶしてしまわないように先が尖っているタイプを使います。
水分チェッカーは土の水分量を瞬時に計測できるので、割り箸や綿棒などが面倒という方はぜひ試してみてください。

2. 目安となる頻度

観葉植物の水やりは、季節や天気・用土の質・植物の種類などによって違いがあります。
植物も生物ですから、その特性や環境によって変わってきます
。一般的には、夏は月4〜8回、冬は月1〜3回、春と秋はその中間というイメージです。
ただ、これはあくまで目安なので、育てる観葉植物の土がそれぐらいの期間で乾くのかよく観察して、水やりの回数を調節しましょう。

たとえば観葉植物を購入して、説明書に「週に1回」と書かれていても、環境や条件を無視して水やりをすれば、上手く育たないこともあります。
植物の好みの環境だけでなく、植物の種類によっても水を吸い上げる量などは可能な限り把握しておきましょう。

3. 与える時間帯

水やりは環境や種類によって変える必要があると先述しましたが、同様に時間帯も注意が必要です。
暑い夏は気温が下がる朝と夕方に、冬は気温が暖かくなる午前9時を過ぎた頃がよいでしょう。
春と秋は、基本的に気温が上がる前のお昼前にするのが適切です。

3. 与える量

水を与えるときは、乾かした土にたっぷりと与えることが基本です。
一度に多すぎる量をあげるのも良くないですが、ちょろちょろと水をかけているだけでも枯れてしまうことがあるので注意しましょう。

鉢底穴から水がこぼれ出るぐらいたっぷり与えることで、土の中に溜まっている二酸化炭素を押し出し、新しい酸素を入れ変えることができます。
根も新しい空気が循環するように水やりをすると、根腐れ防止になります。

1回に与える水の量は、季節に関係なく毎回たっぷりと与えましょう。
空気が乾燥しやすい冬は水分の蒸発はしにくいものの、場合によっては土がすぐに乾燥してしまい、水切れを起こすこともあります。
冬だからといって、一回の水の量を減らす極端に減らす必要はありません。

Q24.肥料はどのように与えればいい?

観葉植物を元気に育てるには、他の植物と同じく肥料が必須です。
とはいえ、どんな肥料をどのくらい与えれば良いのか、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、観葉植物に必要な肥料と使い方、注意点などを紹介します。

観葉植物にとって肥料は光や水と同様に、欠かすことのできない大切な栄養源です。
肥料が不足すると、元気がなくなったり、場合によっては枯れてしまったりすることもあるので決して軽視はできません。
ただ、肥料は多く与えれば良いというわけではありません。必要な量を適切なタイミングで与えることが重要なポイントです。

観葉植物に大切な三大要素

植物の成長には、「三大要素」と呼ばれる窒素、リン酸、カリウムが欠かせません。
この3つが不足すると植物に致命傷を与えかねません。

窒素は植物にとって大切な栄養素です。たんぱく質を作り、葉緑素の元となったり、葉や茎を生長させたりします。
窒素が不足すると、葉が変色したり、葉が落ちてしまったりと生育不良に陥ります。

リン酸は、花や実の生長に大きな役割を果たします。
また、根の成長を助ける働きもあります。
リン酸が不足すると開花などに影響が出たり、花や実の数が少なくなったり、貧弱な観葉植物になったりします。
カリウムは植物全体を丈夫に育てる栄養素です。
カリウムが不足すると、植物全体の抵抗力が弱まるため、根腐れなどが発生しやすくなり、病害虫の被害も受けやすくなります。

観葉植物の肥料の種類

肥料は大きく有機肥料と化成肥料に分けられます。それぞれ特徴や効果が異なるため、シーンに応じて使い分けるとよいでしょう。

有機肥料は、動植物性由来の油かすや骨粉、牛ふん、鶏ふんなどを原料とした肥料です。
施肥後、土の中の微生物が肥料を分解し、それを植物が吸収します。
ゆっくり長く効く緩効性ですが、持続性に優れています。
ただ、有機肥料はコバエなどが発生しやすく、においがあるものも多いので、室内で観葉植物を育てる方は、その旨を理解しておきましょう。

化成肥料は、さまざまな鉱物などを分解して化学的に作られた肥料です。
速効性に優れています。汚れにくく、においも少ないことからコバエなども発生しにくく、室内で育てる観葉植物に向いています。

タイプの異なる肥料を使い分ける

肥料には有機肥料、化成肥料の種分けとは別に、元肥、置き肥、液肥といった用途に応じた種類があります。

元肥は、植物の植え付けや植え替えの前に土に与える肥料で、植物を育てるための土台と言ってもよいでしょう。
土の持っている養分を補う役割を果たし、ゆっくり長く効く緩効性タイプです。

植物を植え付けた後、あらかじめ土と一緒に肥料を混ぜて使いますが、市販されているほとんどの土には元肥が含まれています。

置き肥は、土の表面近くに置く肥料
植物の植え付けや植え替え時に、土の表面に置きます。水やりのたびに少しずつ溶け出す緩効性の固形肥料が一般的です。
土の中に混ぜ込ませないため、肥料効果が持続するのも特徴です。
緩効性の化成肥料はにおいが少ないのでおすすめです。なお、置き肥をする場合は、根に直接触れないように注意してください。

液肥は、液体肥料のことで、市販の液肥を水で希釈して使用するのが一般的です。
液体なので、根からすぐに栄養を吸収できるのが特徴です。
速効性に優れていますが、持続性はありません。
花や観葉植物の元気を回復させたり、根を丈夫にしたり、多くの花を咲かせたりと、まさに植物の「栄養ドリンク」と言えるでしょう。

Q25.土はどのタイミングで替える?

土について知ることは、観葉植物を上手に育てる上で欠かせないポイントのひとつです。
この記事では、観葉植物に適した土の特徴と入れ替え方法について紹介します。

観葉植物の土は入れ替えが必要

定期的に水やりをしてきちんと光も当てているのに、いつの間にか観葉植物が弱ってしまったという苦い経験はありませんか。
それはもしかすると、土に原因があるかもしれません。 

同じ土を長く使用していると水はけが悪くなり、土中が湿気の多い状態になることで、植物の根を腐らせたり、虫がついたりすることがあります。

鉢に入れたばかりの頃の土は、小さな粒がさらさらの状態のため、空気が入り込みやすく、根も呼吸がしやすくなっています。
土はさらさらの状態であれば、水やりをすると水分が土全体に行き渡りやすく、必要のない分は鉢底から流れ出ます。

しかし、水やりを繰り返していると、さらさらだった土はやがて粘土状になって水の流れが滞りやすくなります。
土の中の通気性が悪く、目が詰まっている窮屈な状態になると、根も呼吸がしにくく伸びるスペースも失います。
そうなると根腐れを起こし、植物自体が枯れてしまう可能性が高まります。

また肥料や土壌改良によって、土は元の性質から、酸性やアルカリ性へ徐々に変化します。
たとえば弱酸性を好む植物に対して、アルカリ性に変化してしまった土を使い続けていると、元気に育たなくなる場合があります。

植え付けのときには、その植物に適した性質が何かを把握し、植え付ける植物の好む性質の土を選びます。
いずれにしても、土の状態は日々変化していきます。
観葉植物の様子を日々観察すると共に、場合によっては土を替える必要があります。

入れ替えのタイミングを見極めるポイント

観葉植物には弱酸性から中性の土が多く使用されますが、使い続けると酸性に傾き、植物が成長しにくくなります。
また水はけも悪くなり、根が伸びにくくなって、成長が止まってしまうことも考えられます。
おおよその目安としては1〜2年ごとに入れ替えるのがよいでしょう。

また、土の入れ替えは、植物の成長期間中で暖かい時期が良いでしょう。
気温が上がり始める5月から、残暑と秋の兆しが混在する9月頃までが入れ替えに適しています。

観葉植物に適した土の選び方

土にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
「排水性」「通気性」「保水性」に優れた土を選んでブレンドするのが理想ですが、配合する作業は初心者にはハードルが高いため、慣れないうちは市販のブレンド土を使うことをおすすめします。

市販されている観葉植物専用の土は、すでに観葉植物が成長するのに適した配合で売られています。
肥料も含まれているため、新たに肥料を買う手間が省けるのも大きなメリットです。